トランスレーション・マターズ『エミリア・ガロッティ/折薔薇』開幕、ゲネプロ写真&開幕コメント到着
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『エミリア・ガロッティ/折薔薇』 撮影:ホンダアヤノ
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すべて見るトランスレーション・マターズの上演プロジェクト第2弾『エミリア・ガロッティ/折薔薇』が10月14日に開幕。翻案・演出の木内宏昌の開幕コメントとゲネプロ写真が到着した。
本公演は、レッシングにより18世紀に書かれたドイツ古典にして最初の市民悲劇と言われる『エミリア・ガロッティ』を、約130年前の森鴎外による翻訳『折薔薇』と現代語翻訳を融合させた実験的とも言える台本で上演。演出は第1弾公演に続き翻訳家・演出家の木内宏昌が担当。そして、ムーブメントディレクターにダンサー・振付家の平原慎太郎を迎える。
トランスレーション・マターズとは戯曲翻訳者が集い、2021年に設立した一般社団法人。そのディレクター(理事)として、小川絵梨子、小田島創志、木内宏昌、小山ゆうな、髙田曜子、常田景子、広田敦郎が活動に参加している。また、上演活動以外に戯曲翻訳者が企画するトークセッション、戯曲翻訳を読む会、ワークショップなどを行っている。
■木内宏昌(翻案・演出)開幕コメント
4月からの熱いオーディション・ワークショップから始まった上演プロジェクトがついに開幕しました。さらに熱かった夏を越えて、今回舞台初挑戦となる俳優の上原実矩さん(エミリア役)をはじめ、若手とベテランによる最高のチームができました。この作品は18世紀のドイツ人作家が昔のイタリア(ガスタッラ)を舞台として描き、上演台本には明治時代の文豪森鴎外が訳した江戸時代の言葉を織り交ぜています。その美しい言葉に現代の俳優が音を与え、平原慎太郎さんのディレクションのもとで12名の身体が何層もの時代の産物で構成された劇世界を貫くものになりました。また、環境負荷軽減への取り組みから、古材にこだわった舞台美術(大島広子)の使い方にもどうぞご注目ください。
<公演情報>
トランスレーション・マターズ上演プロジェクト 2023
『エミリア・ガロッティ/折薔薇』
作: ゴットホルム・エフライム・レッシング
翻訳:森鴎外+トランスレーション・マターズ
翻案・演出:木内宏昌
ムーブメント・ディレクター:平原慎太郎
出演:
上原実矩 / 菊池夏野 / 大沼百合子 / 関根麻帆 / 森島美玖 / 高畑こと美 / 斎藤直樹 / 村岡哲至 / 古河耕史 / 荒井正樹 / 近藤隼 / 片岡正二郎
2023年10月14日(土)〜10月26日(木)
会場:東京・すみだパーク シアター倉
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/emilia-galotti-oribara/
公式サイト:
https://translation-matters.or.jp/production_01_rose.html
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