ディカプリオとスコセッシが「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」語る特別映像
映画
ニュース
映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」新場面写真
Apple Original Films「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」より、レオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシが作品を語る特別動画がYouTubeで公開された。
1920年代の米オクラホマ州を舞台にした本作は、石油の発掘により有数の富を手にしたアメリカ先住民のオセージ族が犠牲になった連続殺人事件を描くサスペンス。オセージ族の財産に目をつけた白人たちは彼らを巧みに操り、脅し、やがて殺人に手を染めていく。ディカプリオはオセージ族の女性と結婚する白人男性アーネスト・バークハート役、「ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択」のリリー・グラッドストーンが妻となるオセージ族のモリー・カイル役で出演。デイヴィッド・グランによる犯罪ノンフィクションをもとに、スコセッシが監督を務めた。
今回の映像でディカプリオとスコセッシは、ロバート・デ・ニーロ演じるウィリアム・“キング”・ヘイルに言及する。町の人々から信頼を得ている人物ながら、アーネストとモリー夫妻を利用しようとするヘイル。スコセッシは彼を「表の顔は優しいが残忍さを隠し持つ」と説明し、ディカプリオは「彼はオセージの富と領土を奪い取ろうとする」「実際ヘイルは悪の典型だった」と述べる。
なおスコセッシは、ヘイルに関して「とても複雑。彼はまるで預言者。彼ら(白人)の時代が来たと信じている。『彼ら(オセージ族)を助けよう。ゆっくりと死に向かわせよう。楽にそうさせてやろう。文明は行き来するものだ』と」とコメント。また「肝心なのは、ヘイルは彼らのことが確かに好きだったということ」と注意を促す。スコセッシが知るところでは、ヘイルの葬式には数名のオセージ族が参列していたそうで「だから、悪役とヒーローという単純な話ではない」と語った。
スコセッシと「DUNE/デューン 砂の惑星」のエリック・ロスが脚本を共同執筆した「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」は、10月20日に世界同時劇場公開。
画像提供 Apple / 映像提供 Apple

