BE:FIRST・LEOが映画『ザ・クリエイター/創造者』を絶賛!「これは最高の映画です」
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映画『ザ・クリエイター/創造者』ギャレス・エドワーズ監督来日記念SPパネルセッション
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すべて見る10月20日(金) 公開の映画『ザ・クリエイター/創造者』のギャレス・エドワーズ監督来日記念SPパネルセッションが、10月18日(水) に開催。約7年ぶりの来日を果たしたギャレス・エドワーズ監督に加え、ギャレス監督の大ファンだというBE:FIRSTのメンバーLEO、本作で描かれるAIやロボット技術などに詳しい、千葉工業大学の未来ロボット技術研究センター「fuRo」の所長であり、ヒューマノイドロボットの開発などに従事するロボットクリエイターの古田貴之が登壇した。
マスコミに加え、AI研究や映画製作を勉強している学生などの一般招待者が待ち受けるステージ上にギャレス監督が登場すると、「コンニチハ!」と日本語で挨拶。オリジナル脚本も手がけた本作について、「イギリスにいた時に、日本の『子連れ狼』を見た時から、こんな映画を作りたいと思っていたんだ。それに日本の映画やアニメなどがこの映画のインスピレーションのもとになっていて、この映画に出てくるロボット等に影響を与えているんだ。この映画は日本へのラブレターの様な映画になっているよ」と本作に込めた日本への熱い思いを語った。
この日ゲストとして参加したLEOは「これは最高の映画です! 自分はこの時代に見てよかったと感じました。いろんな年代の人に見て欲しい、この映画でいろんな感情を持ち帰って考えて欲しいと思います」と、ギャレス監督が本作で描いたAIと人間の関係性に心を打たれた様子。
ロボットクリエイターの古田は、「監督の事を尊敬と敬意を込めて『スーパーオタク』と呼びたいと思います。この作品に出てくるロボット技術は、正しいものがとても多くて、SF映画じゃなくてまるでドキュメンタリー映画を観ているような気分になりました。僕はこの作品を学会推奨の教材にするほか、理系・文系問わず学生の必修映画にします!」と、本作で描かれるAIロボットの技術描写に太鼓版を押し絶賛するなど、それぞれの視点からギャレス監督へ向けて熱のこもったコメントを送った。
“AIと人間の未来”についてトークが及ぶと、LEOは「AIというのは、もう自分たちの生活には無くてはならないと思う。昔、映画を観ていた頃は、AIの怖さも感じていましたが、アーティストとして、AIがあるから届けられるものもあるので。そんな少しの怖さと共に生活をしているのは楽しい部分もあります」と、自身のAIとの向き合い方についてコメント。
古田は、「まず、私たちはAIが人間と共存する世界について、想像してこなかった。この映画では、AIがなぜ自我を持てるかという謎についても描かれています。また、AIと人間を現代の人種問題としても捉えられるように描いていて、深い社会的なテーマが込められています。すでに、我々ロボット研究者の中では、この映画を題材に議論を始めましたよ(笑)!」と、本作で描かれたAIと人間が共存する世界へ考えを巡らせているという。
ギャレス監督は、「最初この映画のサウンドトラックをAIに作ってもらおうと考えました。ただ、AIが作るものは、10点満点で7、8点くらい。そこで、この映画に最適な作曲家をAIに尋ねたら“ハンス・ジマー”という答えが出てきたんだ。だから、この映画の作曲を彼に頼んだんだよ(笑)。僕は、10点満点の映画を目指してハンスに音楽を頼んだんだ」と、本作の物語とも重なる、人間とAIの共存について独自の見解を述べた。
会場からの質問を受け付けるコーナーでは、「ギャレス監督が思うSFの魅力や、SF作品を作る際のポリシー」についての質問が投げかけられると、監督は「映画を作るとしたら僕は、全くありえない嘘のような話を作りたいと思うんだ。SFは、人の人生や世界を全くの正反対なものにしてしまうことができると思う。そうすると今までの自分の考えなどについて考える機会になると思うんだ」と持論を展開。
最後に本作について、ギャレス監督からは「この映画は、1999年に日本の『子連れ狼』を観た事から始まり、そしてこの映画製作の4年間の旅の締めくくりとなる最後のプロモーションをその日本で終えることができてとてもうれしい。日本の皆さんにとても感謝しています」と、日本で公開を待つファンに向けて熱いメッセージを届け、イベントは終了した。
<作品情報>
映画『ザ・クリエイター/創造者』
10月20日(金) 公開
公式サイト:
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/thecreator
(C)2023 20th Century Studios
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