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伊藤若冲《動植綵絵》など皇室ゆかりの品々を4期に分けて公開 皇居三の丸尚蔵館 開館記念展『皇室のみやび―受け継ぐ美―』11月3日より開催

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国宝《動植綵絵 南天雄鶏図》伊藤若冲 江戸時代(18世紀) 皇居三の丸尚蔵館収蔵 [展示期間:11/3~11/26]

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皇居東御苑内で、皇室に代々受け継がれた美術品の保存・研究・公開を担ってきた三の丸尚蔵館(さんのまるしょうぞうかん)。展示室と収蔵庫の拡充のため、2021年より休館していた同館が、2023年11月に開館30周年を迎えるにあたり、新たに「皇居三の丸尚蔵館」としてオープンする。2024年6月23日(日)まで、4期に分けて開かれる開館記念展のテーマは「皇室のみやび」。その第1期展が、11月3日(金・祝)から12月24日(日)まで、新装の展示室で開催される。

館名の「尚蔵」は、古代律令制において蔵司(くらのつかさ)の長官「くらのかみ」をさし、「大切に保管する」という意味をもつという。収蔵品には各時代を代表する名品が多く含まれ、日本を中心とする東洋の美術工芸品のほか、幅広い時代、地域、分野の品々が含まれているのが特徴だ。

同館は、今年10月に宮内庁から文化庁へと管理換えがあり、国立博物館等を統轄する国立文化財機構が運営を担うこととなった。新体制での初の展覧会となる同展は、2026年度に全面開館が予定されている新施設の一部を開館。これまでより広くなり、最新設備も充実した展示室で多くの作品を紹介するもの。国宝や重要文化財を含む多種多様な名品の展示とともに、明治・大正・昭和の天皇皇后の日常をしのばせる品々の初公開など見どころの多い展覧会だ。その最初を飾る第1期展は、近年指定された国宝8件のなかから4件(14点)を紹介する国宝展となる。

小野道風の書《屏風土代(びょうぶどだい)》や、絵巻の《蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)》と《春日権現験記絵(かすがごんげんげんきえ)》といった教科書にもよく登場する名品と、近年特に人気の高い伊藤若冲の《動植綵絵(どうしょくさいえ)》の全30幅のうち、前後期で計8幅が豪華に登場する。第1期ではまた、特別展示『御即位5年・御成婚30年記念 令和の御代を迎えて―天皇皇后両陛下が歩まれた30年』が同時開催される。

なお、多くの来館者が見込まれることから、同展はオンラインによる日時指定の事前予約制をとっている。また作品保護の観点から、前後期と展示替えがあるので、お目当ての作品がある方は公式サイトでご確認を。

<開催情報>
皇居三の丸尚蔵館 開館記念展『皇室のみやび―受け継ぐ美―』

会期:2023年11月3日(金・祝)~2024年6月23日(日)
●第1期:「三の丸尚蔵館の国宝」11月3日(金・祝)〜12月24日(日)
●第2期:「近代皇室を彩る技と美」1月4日(木)〜3月3日(日)
●第3期:「近世の御所を飾った品々」3月12日(火)〜5月12日(日)
●第4期:「三の丸尚蔵館の名品」5月21日(火)〜6月23日(日)
※第1〜3期は会期中、展示替えあり
会場:皇居三の丸尚蔵館
時間:9:30~17:00、11月7日(火)は16:00まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜 (祝日の場合開館翌平日休) 、12月25日(月)〜1月3日(水)
料金:一般1,000円、大学500円 ※日時指定予約制
公式サイト:
https://pr-shozokan.nich.go.jp/miyabi/

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