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韓国絵本の躍進を支える9名の作家を紹介『となりの国の絵本 躍動する韓国イラストレーションの世界』11月18日より開催

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スージー・リー 『かげ』(韓国語版、 2010年発行)

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近年、国際的な絵本コンペの場で受賞を重ね、ますますその存在感を高めている韓国の絵本作家たち。なかでも活躍の目覚ましい9人の絵本作家に焦点をあてた展覧会が、神奈川県の横須賀美術館で、11月18日(土)から12月24日(日)まで開催される。

KPOPやK文学など、日本でも韓国の様々な現代文化が支持を集めているが、絵本の世界では特に2020年代に入ってから、国際アンデルセン賞の画家賞を受賞したスージー・リーや、ブラチスラバ世界絵本原画展で金のりんご賞を受賞したイ・ミョンエなどが話題を呼んでいる。

今回の展覧会は、活況を呈する韓国絵本をまとまったかたちで紹介する日本で初めての展覧会だ。先の2名に加え、1990年代から絵本の世界で活躍し、日本でも親しまれているイ・ヨンギョン、ハン・ビョンホ、キム・ドンソン、キム・ジェホン、また活躍が知られながらも日本では未翻訳のパク・チョルミン、ソヒョン、イ・ギフンという、韓国絵本の躍進を支える9名の作家が登場。絵本原画に加え、制作過程のスケッチなども含め、計約200点が出品される。2000年以降の韓国絵本の躍動を一望にできるのが、同展の大きな魅力のひとつだ。

もうひとつの魅力は、絵本制作の舞台裏にふれられる展示があること。現在の制作の現場ではCG(コンピュータ・グラフィックス)が重要な位置を占めていることから、仕上げのCGプリントとともに、制作過程のスケッチやドローイングを並べて見せる展示があるほか、創作のインスピレーションの源泉ともなる作家自身の手によるオブジェや、制作にまつわる立体資料などの紹介も行われる予定だ。

なお、同展には、日本未翻訳の絵本作家が3人含まれているが、ブラチスラバ国際絵本展で「今年のイラストレーター」に選出されているイ・ギフンや、ベストセラー作家のソ・ヒョンなど、いずれも注目を浴びている作家たちだ。今回の展示は、今後の邦訳が期待される作家と作品の魅力に、いち早く出会える機会ともなるだろう。

<開催情報>
『となりの国の絵本 躍動する韓国イラストレーションの世界』

会期:2023年11月18日(土)〜 2023年12月24日(日)
会場:横須賀美術館
時間:10:00~18:00
休館日:12月4日(月)
料金:一般1,300円、大高・65歳以上1,100円 ※市内在住または在学の高校生は無料
公式サイト:
https://www.yokosuka-moa.jp/

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