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何も言わずときめいて!朝夏まなとが21年振り返る、“充実”のコンサート「MANA-TRIP」開幕

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ナタリー

「朝夏まなと20th+1st Anniversary Concert『MANA-TRIP』」より。

朝夏まなと20th+1st Anniversary Concert『MANA-TRIP』」が本日10月21日に東京・東京国際フォーラム ホールCで開幕した。

本公演はデビュー21周年を迎えた、元宝塚歌劇団の宙組トップスター・朝夏まなとによる1日限りのコンサート。2018年の「MANA-ism」、2019年の「MANA-HOLIC」に続くコンサート第3弾となる今回は、“旅行”がテーマに据えられた。構成・演出を手がけるのは、朝夏とは初タッグとなる宝塚歌劇団の野口幸作。出演者には朝夏とトップコンビを組んだ実咲凜音に加え、愛月ひかる、風馬翔、伶美うらら、秋音光、華妃まいあという元宙組メンバーが顔をそろえ、朝夏の在団時代の作品から退団後のミュージカル作品まで、多彩な21曲が披露された。

幕開きにトレンチコート風の衣裳にハット姿の朝夏が登場すると、朝夏の在団時代の楽曲を中心とする、歌とダンスにあふれた怒涛のショーメドレーが、観客を「MANA-TRIP」の世界にいざなった。続いてフランス、イタリア、スペインなどを舞台にした作品の楽曲が歌唱され、さらにミュージカル「モダン・ミリー」のパロディ風オリジナル楽曲「DAZZLING MA-CHANG」に始まるパートでは、芝居仕立てでナンバーが歌われるなど、目にも楽しい場面が次々と展開した。

朝夏はよく響く低音と美しい高音を使い分けつつ、豊かな歌声で会場を満たし、21年で培われた芸の幅を見せた。また、長い手足で、大村俊介振付によるさまざまなダンスを披露。実咲とは思い出の楽曲「若さスパークリング」をはにかみながら歌い上げ、別のシーンでは実咲とのデュエットダンスやリフトなどで場を盛り上げた。さらに、キャストそれぞれに見せ場が与えられ、早替えや客席降りもあるサービス精神旺盛な本公演の内容は、両手に余るほどの充実ぶり。途中のトークパートでは出演者たちが息も切れ切れにコメントし、パフォーマンスのハードさをうかがわせた。

青木朝子が本公演のために書き下ろした「MANA-TRIP」は、聴けば朝夏の足跡がわかる履歴書的な楽曲。“あさかまなと”のあいうえお作文で作られた歌詞にあるように、「何も言わずときめいて」と、スタッフ陣や出演者からの思いがふんだんに込められた公演となった。

劇場チケットは完売しているが、本日17:00開演回がU-NEXTでライブ配信される。なお、同公演の模様は一部内容を編集し、10月23日12:00から29日23:59まで見逃し配信される。詳細は公式サイトで確認しよう。

「朝夏まなと20th+1st Anniversary Concert『MANA-TRIP』」

2023年10月21日(土)
東京都 東京国際フォーラム ホールC

構成・演出:野口幸作
音楽監督:青木朝子
振付:大村俊介(SHUN)
出演:朝夏まなと、実咲凜音、愛月ひかる、風馬翔、伶美うらら、秋音光、華妃まいあ