日本の心を世界へ、奈良の名所で撮影した中村英児監督作が2週間限定で公開
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「Good Luck My Road」ポスタービジュアル
中村英児が監督を務めた映画「Good Luck My Road」が、12月16日から29日まで東京の池袋シネマ・ロサでイブニング&レイトショー上映される。
「Good Luck My Road」は、奈良県の吉野山、天川村・洞川の美しい景色とともに、金峯山寺、金峯神社、吉水神社などの世界遺産で撮影を行い、「日本の心、世界に届け」をコンセプトに制作。劇音楽はすべて二十五絃箏、薩摩琵琶、横笛などの和楽器が使用され、ストーリーには古来より語り継がれる伝説が織り交ぜられている。
物語の主人公は、東京でバイトを転々としながら自堕落な毎日を送る青年・清水蒼真。実家は老舗の料亭だが、兄との経営方針が合わず、反発して家を出た。ある日、蒼真は偶然出会った緒形初音から「吉野に行きませんか? 一緒に」と誘われ、やがて2人の壮大で不思議な旅が幕を開ける。
長編映画初主演となる安藤勇雅が蒼真を演じ、「野球どアホウ未亡人」の井筒しまがヒロイン・初音に扮した。監督・プロデューサーの中村は、俳優として映画・Vシネマを中心に活動する傍ら、独学で映像を学んできた。映像クリエーターとして奈良での作品制作をきっかけに、吉野・洞川の美しい景色と歴史・文化に感銘を受け、本作の制作に至る。
このたび中村、安藤、井筒からコメントが到着。中村は「奈良で頂いた大きな御縁を活かし、今までの映像制作と俳優活動で培った経験、その感性の全てをフィルムに込めて、広く世の中に『日本』が伝わる映画になればと願っています」とメッセージをつづった。YouTubeでは本作の予告編が公開中だ。
中村英児(監督・プロデューサー)コメント
日本、そして世界が不安に包まれた新型コロナの流行の中、奈良でコンサート活動が出来なくなった和楽器奏者の皆様の楽曲をMVにしたいとの要望があり、それがきっかけで、橿原神宮、朱雀門、国営飛鳥歴史公園など、奈良を代表する名所での撮影を行いました。その中で、今回のメインロケ地である、吉野、奥吉野、天川村、洞川温泉などの美しい風景、歴史、文化と出会い、和楽器音楽や伝統芸能に深い感銘を受けました。奈良で頂いた大きな御縁を活かし、今までの映像制作と俳優活動で培った経験、その感性の全てをフィルムに込めて、広く世の中に「日本」が伝わる映画になればと願っています。
安藤勇雅 コメント
初めまして。今回主演の、清水蒼真役を演じました安藤勇雅です。初めての主演ということもあり、最初は不安もあったのですが、僕自身失うものなんて何もない、今できる全てを蒼真に注ごうと撮影に臨みました。撮影期間は共演者の皆さんや、スタッフの皆さんにお世話になったのはもちろんですが、吉野山、洞川の皆さんにも本当に沢山助けて頂きました。もう本当に奈良が大好きです! 「Good Luck My Road」が多くの方に届きますように。この作品がどうなっていくのか、どこに向かっていくのか、共に歩み、見守っていきたいと思います。
井筒しま コメント
緒方初音を演じました、井筒しまです。クランクインの時に監督が「ここまで本当に長かった、本当に“祝クランクイン”」と仰っていた事を思い出します。企画を立て脚本を書きオーディションをして、本当に沢山の過程を経て今日から撮影が始まるのだと実感し、大切に向き合いたいと改めて想った事を覚えています。そこから時が経ち、ようやく作品がスクリーンに映し出される瞬間が来るというのは、やはり感慨深いものがあります。まずは、ここまで本作品に携わってくださった全ての方、本当にありがとうございました。そして、本作品を気に留め、この文章を読んでくださっている方、本当にありがとうございます。1人でも多くの方と上映の瞬間を共有できますように。作品の中でお会いできるのを楽しみにしています。
※記事初出時、一部表記に誤りがありました。お詫びして訂正します。