朗読劇「エダニク」に新木宏典・猪野広樹・伊藤裕一・上田堪大・なだぎ武が挑む
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朗読劇「エダニク」チラシ表
朗読劇「エダニク」が11月27日から30日まで、東京の座・高円寺2で上演される。
「エダニク」は劇作家・横山拓也が第15回劇作家協会新人戯曲賞を受賞した、2009年初演作。“生きるとは何か”をテーマに、食肉加工センターで繰り広げられる男3人の軽妙な会話劇だ。今回は昨年、横山の戯曲「人の気も知らないで」を手がけた荒井遼の演出のもと、朗読劇として立ち上げられる。
キャストは日替わりとなり、新木宏典、猪野広樹、伊藤裕一、上田堪大、なだぎ武が一部役替わりで3人の男たちに扮する。新木は「日常会話劇として面白さを感じ、読んでいるとストレートプレイで想像してしまうこの作品を、朗読劇としてどのように作られるのか。朗読劇だからこそ、全キャラクターを演じさせて頂けるチャンスをとても有り難く思っています。精一杯務めさせて頂きます」とコメントした。
チケットの一般販売は11月9日19:00にスタート。
横山拓也コメント
昨年、拙作「人の気も知らないで」を丁寧に演出してくれた荒井遼さんと素敵な俳優陣による、朗読劇「エダニク」の上演が決まりました。作品中に出てくる「狂牛病」「BSE」という言葉は、今となっては耳にしなくなりましたが、労働、生命、差別の問題の描かれ方は非常に普遍的です。丁々発止の会話劇を楽しんでいただけばと思います。
荒井遼コメント
昨年「人の気も知らないで」を演出させて頂きました。今回は朗読上演ですので、横山作品の真骨頂“会話の面白さ”を引き立て、堪能して頂きたいと思っています。それぞれが守るもののために生きていて、時に滑稽に、時に暴力的になる人間たちに共感しました。素敵なキャストの皆様と真摯に作り上げて行きます。キャストそれぞれの個性が発揮されて毎回、風合いの違う上演になると思いますのでご期待ください。お待ちしております。
新木宏典コメント
この度、朗読劇「エダニク」に出演させて頂く運びとなりました。
全公演出演させて頂き、更には公演によって役が変わり、全ての役をやらせて頂けるとのこと。
とても嬉しく、同時にプレッシャーを感じます。
日常会話劇として面白さを感じ、読んでいるとストレートプレイで想像してしまうこの作品を、朗読劇としてどのように作られるのか。
また、朗読劇だからこそ、全キャラクターを演じさせて頂けるチャンスをとても有り難く思っています。
精一杯務めさせて頂きます。
猪野広樹コメント
きっとこの朗読劇を観終えた皆様も「今日の晩御飯は何にしよう?」と考える。
命を食べて、命を繋ぐ。
それは至極当然で当たり前だからこそ感謝を込めて「頂きます」と一言添える。
そして食べ終えたら「ご馳走様でした」と。
この物語は命と社会の話。
こういった難しいテーマを演じる僕たちは、しっかりとこの問いに向き合わなければならないし、目を背けてはならない。
文明の発達によって直接的な動植物の命と距離が離れてしまい、さらにはSNSやネットワークが発達した事によって、直接的な人との距離も離れていこうとしている今だからこそ、もっとアナログ的な、直接的な「ありがとう」や感謝の大切さを伝えられるような作品にしたいです。
伊藤裕一コメント
お鍋の美味しい季節になりました。
あのスリリングで肉厚な脚本を、朗読でお届けする。
纏うものこそあれ、「会話」のみで勝負する。
お客様の想像力をお借りして、ぐつぐつと煮込まれ、溶けだした「会話」たちが、はたしてどんな味に仕上がるのか。
湯気の向こうに何が見えるのか? 楽しみでなりません。
舌の肥えた皆様に、自信を持ってお届けできるよう、稽古に励む所存です。
上田堪大コメント
伊舞役を演じさせていただきます、上田堪大です。
脚本を初めて読んだ時、お話はもちろん、どの役もすごく魅力的で、全て演じてみたい!
そう思いました。
それぞれの角度から感じられるものを、存分に堪能していただければ幸いです。
なだぎ武コメント
朗読劇はあまり触れてこなかったステージなので、どんな表現になるか自分でも楽しみです。もしかしたら動かなくていいところで勝手に動いて暴れてるかもしれませんが、その時はみなさんでわたしを止めて下さい(笑)
朗読劇「エダニク」
2023年11月27日(月)~30日(木)
東京都 座・高円寺2
作:横山拓也
演出:荒井遼
出演
11月27日19:00開演回:新木宏典、猪野広樹、なだぎ武
11月28日14:00開演回:伊藤裕一、猪野広樹、新木宏典
11月28日19:00開演回:伊藤裕一、猪野広樹、新木宏典
11月29日14:00開演回:新木宏典、伊藤裕一、なだぎ武
11月29日19:00開演回:伊藤裕一、新木宏典、なだぎ武
11月30日14:00開演回:新木宏典、上田堪大、なだぎ武
11月30日18:00開演回:新木宏典、上田堪大、なだぎ武