チャリティオークション『Plastic Revives』展開催 再生プラスチックを使ったオリジナル作品を販売
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舘鼻則孝《Heel-less Shoes》2023年 Photo by Osamu Sakamoto
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すべて見る過去3回にわたってチャリティオークションを開催してきた東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで、11月10日(金)から12 月3日(日)まで、第4回目となるチャリティオークション『Plastic Revives』展が開催される。化粧品容器から再生したプラスチックなどを用いて制作した作品が並ぶグループ展である。
近年、特に資源循環を促進する重要性が高まるなか、循環型社会の実現を目指すポーラ・オルビスグループが今回新たに取り組んだのは、化粧品容器から再生したプラスチックを用いた作品制作をアーティストに依頼するとともに、同グループが長年培ってきた研究技術力を駆使して、制作過程で生じるアーティストたちの要望に応えること。「芸術」と「研究」が手を携えることで、企業だけでは成しえない再生プラスチックによる新しい世界観が実現できたという。
アーティストは、「再生」をテーマにプラスチックを生き返らせるべくオリジナル作品の制作に取り組んだ。会場では、アーティストと研究チームが協力することで生まれた素材の特性を活かした作品や、プラスチックとは思えない表現の広がりを目にすることができる。協働するなかで、キャンバスの支持体となる木材不足に対して再生プラスチックを応用するなど、資源循環に関わる幅広いアイデアも生まれたそうだ。
展示作品は、オンライン上での「サイレントオークション」(非公開の入札により、最高額の提示者が落札者となる形式)および抽選によって販売される。過去3回のチャリティオークションで集まった総額約5200万円は、その年々の主旨に沿った団体に寄付されてきた。
今回は、作品の落札額と関連グッズの販売収益の全額が、サステナブルな社会の実現を推し進める「公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)」が行う海洋保全の活動に寄付される予定だ。作品の中で息を吹き返したプラスチックの魅力にふれられるとともに、オークションへの参加やグッズ購入によって、社会活動に関わる機会を得られる展覧会となっている。
出展作家:イイノナホ/柏原由佳/鬼頭健吾/木村恒介/鈴木ヒラク/竹村京/舘鼻則孝/津上みゆき/中嶋浩子/中村弘峰/中村萌/流麻二果/野口哲哉/福井利佐/増田セバスチャン/水野里奈/ミヤケマイ/横溝美由紀/渡辺おさむ
<開催情報>
チャリティオークション『Plastic Revives』展
会期:2023年11月10日(金)~12月3日(日) ※会期中無休
会場:ポーラ ミュージアム アネックス
時間:11:00~19:00 (入場は18:30まで)
※オークション入札およびドローイング抽選サイトの公開期間は11月13日(月)11:00~12月3日(日)23:59
公式サイト:
https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
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