おばあちゃん、NSC入学金の振込時に銀行をざわつかせていた「でもありがたい」

本日10月27日に東京・ルミネtheよしもとで警視庁 特殊詐欺被害防止広報イベント「よしもと芸人と学ぶ！サギ電話をブロックするメソッド」が実施され、芸歴5年目のおばあちゃんが登壇。よしもとの養成所NSCの入学金を振り込んだ際のエピソードを披露した。

おばあちゃんは吉本興業所属の76歳、芸歴5年目の芸人。今年6月に東京・神保町よしもと漫才劇場のオーディションを勝ち上がり、過去最高齢で劇場所属メンバー入りを果たして話題を集めた。

定年退職後、「この先の人生どうしようか？」と考え夫と相談したうえで芸人の道に進んだおばあちゃん。NSCの入学金を現金で振り込もうと普段から利用している銀行に足を運ぶと、銀行スタッフに「どこへの振込ですか？」「なんの学校ですか？」「お孫さんが入学されるんですか？」と聞かれ、「私です」「吉本の学校です」と答えたところスタッフが支店長のもとへ飛んでいったという。最終的にNSCの合格証明書を見せ、無事時間内に振り込みできた。おばあちゃんは「30分以上かかりました（笑）。でもありがたいなと思いますね。銀行の方って親切で、いつもより多くお金を下ろすとかがあると声をかけてくださったりするので安心します。高齢になってくると判断力が鈍るので、感謝です」と振り返った。

このイベントでは警視庁「ブロック！詐欺」広報大使に就任したケンドーコバヤシ、おかずクラブ、ゆりやんレトリィバァと、鬼越トマホーク、鬼越トマホーク金ちゃんの父、おばあちゃんが特殊詐欺防止にまつわるトークを展開。イベント中から強い思いを持っていた様子だった、おかずクラブ・オカリナに終演後の質疑応答で改めて話を聞くと、「役所の方ってお忙しいじゃないですか。督促状とかは来るけど、（お金が）戻ってくるときにわざわざ電話してこない。私たちが自分で動かないと。だから異常に親切な人はみんな犯罪者なのかなと……」と力を込めて語ってくれたが、「この質問もうやめてもらっていいですか？」とケンコバに止められていた。

このほか男性ブランコと紅しょうがも登場し、オリジナルの特殊詐欺ネタを披露した。