映画『エクソシスト 信じる者』キャスト・製作陣が作品の魅力を紐解く特別映像公開
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『エクソシスト 信じる者』 (C)Universal Studios. All Rights Reserved.
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すべて見る12月1日(金) に公開される映画『エクソシスト 信じる者』より、キャスト・製作陣が作品の魅力を紐解く特別映像が公開された。
一人の少女とその母親が体験する戦慄の恐怖を圧倒的なリアリズムで描き、それまでのホラーの常識を覆した映画『エクソシスト』。誕生から50年、本作では悪魔に憑りつかれた2人の少女が呼び覚ます新たな恐怖を描く。
特別映像では、監督デヴィッド・ゴードン・グリーンの「憑依を描いた映画は人を虜にする」という言葉に続き、本作で悪魔に取り憑かれてしまう2人の少女、アンジェラ(リディア・ジュエット)とキャサリン(オリヴィア・オニール)も自身の役柄について説明する姿が映し出される。

そんな2人の少女の親は正反対の特徴を持っており、アンジェラの父親、ヴィクター(レスリー・オドム・Jr)は既に信仰を捨てたシングルファーザーなのに対し、キャサリンの親、ミランダ(ジェニファー・ネトルズ)とトニー(ノーバート・レオ・バッツ)は毎週教会で行われるミサへと熱心に通うほど信心深い5人家族。この2組の家庭事情がどのように本物語へと関係してくるのかにも注目だ。
グリーン監督は「憑依された子を持つ親のもろさを描いてる」と解説し、本作では取り憑かれた少女たちだけでなく、極限状態に陥った際の親の行動も重要であることを示唆。続けて「50年前に演じた役に戻るということはクリスの50年の人生を想像するということよ」と語るのは、1974年のオリジナル版にて、悪魔に取り憑かれた少女リーガンの母親クリス・マクニールを演じ、新章となる本作で再登場を果たしたオスカー女優エレン・バースティン。そんな彼女をオドム・Jr.は「エレンは本作の宝だ」と “エクソシスト“を語るうえで欠かせない人物であると語る。バースティンは「恐ろしいことだわ。自分自身が内なる力に支配されてしまうなんてね。憑依は昔からあった。場所・宗教・文化を超えた普遍的な現象と言えるわね」と本作で起きていることが必ずしもフィクションであると断定することはできず、“憑依“というものは我々の生活の中に既に根付いているものであると語り、映像は締めくくられる。

オリジナル版の『エクソシスト』を史上最恐の映画の1つであるとともに、ホラーというジャンルにおける指標だと位置づけるのは、数々のホラー映画を生み出してきたジェイソン・ブラム。製作を務めたブラムは「『エクソシスト』は革新的な作品だったから、そのことを僕たちはこの新章で称えたかった。あの観る者を不安にさせるような物語に回帰するように努めた。この作品で描かれているのは、自分の世界の全てである唯一の子供を奪われそうになった時に親が味わう恐怖だけではない。この異常な世界から誰かを救い出そうとする時、人間はいかに自分の信条の変化を受け入れようとするのかというところを描きたかった」と、ホラー映画の金字塔の新章をつくり上げていくうえで外すことのできないこだわりを説明している。
『エクソシスト 信じる者』特別映像「A Look Inside」
<作品情報>
『エクソシスト 信じる者』
12月1日(金) 公開
公式サイト:
https://exorcist-believer.jp/
(C)Universal Studios. All Rights Reserved.
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