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総勢14名の作家らによる3年越しの全作描きおろし『私の代表作』展11月23日より開催

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現代作家による精緻な写実絵画の専門美術館として知られる千葉市のホキ美術館で、2010年の開館時に開始した『私の代表作』展。その第5回展が、11月23日(木・祝)から2024年5月12日(日)まで開催される。

『私の代表作』展は、同館の創設者・保木将夫が館の設立にあたり、館の特徴となるものをつくろうと考えて企画したものだ。第1回は、2007年、それぞれの画家自身にとって『私の代表作』となるような100号以上の大作を、自らが考えた自由なテーマで描いてほしいと依頼し、その完成作が2010年、特別な展示室であるギャラリー8に並べられた。以来、3年毎に展示替えが行われるこの展示室は、新たに「代表作」の依頼を受けた参加作家同士が切磋琢磨し合う空間となっているという。

今回の出展作家は、野田弘志、青木敏郎、五味文彦、原雅幸、大畑稔浩、小尾修、島村信之、石黒賢一郎、諏訪 敦、塩谷亮、廣戸絵美、藤田貴也、山梨備広、三重野慶の14名。大きな見どころは、ベテランから新人まで、写実絵画の世界で最も輝いている作家たちが3年越しで描き下ろした大作が一堂に並び、初公開されることだ。白い壁の展示室が多いなか、唯一黒い壁、黒い床、黒い天井で内装されたギャラリー8の静謐な空間に、ゆったりと1点ずつ掛けられた作品群は見応えたっぷり。「自身にとっての代表作となるものを」という依頼に果敢に挑戦した画家たちによる渾身の新作に初めて出合えることは、鑑賞者にとっても大きな喜びとなるだろう。

これまで4回の開催を重ねてきた『私の代表作』展によって誕生し、同館に収蔵された作品数は50点を超える。同館のコレクションの根幹をなすと同時に、各画家にとってのみならず、写実絵画の世界においても代表作ともなりうるものだ。最新作の14点とともに、歴代の「私の代表作」の一部を他の展示室で目にできるのも、今回の会期中の見どころのひとつとなっている。

なお、同展では、作家の生の声による作品解説を聴くことができる。作品横に設置されたQRコードから専用サイトにアクセスする方式の音声ガイドである。スマホとイヤホンを持参して、作家の声にも耳を傾けたい。

<開催情報>
第5回『私の代表作』展

会期:2023年11月23日(木・祝)〜2024年5月12日(日)
会場:ホキ美術館 ギャラリー8
時間:10:00〜17:30(入館は17:00まで)
観覧料:一般1,830円、大高・65歳以上1,320円、中学910円
公式サイト:
https://www.hoki-museum.jp/

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