リリー・フランキーが主演する日英合作映画の公開日決定、錦戸亮も捉えた場面カット到着
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「コットンテール」場面写真
リリー・フランキーが主演する日英合作映画「Cottontail」が、「コットンテール」の邦題で2024年3月1日に公開されることが決まった。
本作は、死んだ妻・明子の願いを叶えるため、疎遠になっていた息子・慧(トシ)一家とともにイギリスへ旅立つ男・兼三郎の姿を描く人間ドラマ。葬式で久々に再会した兼三郎と慧は、明子の遺言状にあった「子供の頃に愛した『ピーターラビット』の発祥地で、夫婦で行きたいと思っていたイギリスのウィンダミア湖に散骨してほしい」という希望に従うことに。東京からイギリスに向かう一行だったが、慧と言い争いをした兼三郎は何も言わずに1人で湖に行ってしまう。しかし道に迷ってしまい、農場のジョンと娘メアリーの世話になるのだった。そこで次第に心が安らいでいった兼三郎は、迎えに来た慧にずっと言えなかった秘密を打ち明ける。リリーが兼三郎役、錦戸亮が慧役で出演。木村多江が明子、高梨臨が慧の妻さつき、キアラン・ハインズがジョン、イーファ・ハインズがメアリーに扮した。
第18回ローマ国際映画祭のグランドパブリック部門に正式出品された本作。イタリア現地時間10月26日には、リリーと監督のパトリック・ディキンソンがレッドカーペットに登場した。ワールドプレミアとなる公式上映では、盛り上がった観客にリリーが立ち上がって応える一幕も。リリーは「パトリックというイギリス人監督が撮った、日本人家族の物語がローマの方々に熱く迎えられたこと、『コットンテール』という作品が国を超えていく瞬間を目の当たりにするという素晴らしい経験ができました」と述べた。「コットンテール」は同映画祭で最優秀初長編作品賞に輝いている。
「コットンテール」は東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。なお原題の「Cottontail」は、児童書「ピーターラビットのおはなし」に登場するピーターの妹の名前を指す。
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