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超特急ほか世界でブレイクを目指すアーティストが集結! MUSICGLOBE FES 2023ライブレポート「これからも自分の推しを愛し続けてください」

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『MUSICGLOBE FES 2023』より 撮影:笹森健一

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11月4日(土)、国際フォーラムホールAにて『MUSICGLOBE FES 2023』が行われた。世界でのブレイクを目指すアーティストの魅力を発信しているYouTube番組『MUSICGLOBE』初の音楽フェスとなる。超特急、SUPER★DRAGON、超ときめき♡宣伝部、いぎなり東北産、BUDDiiS、ONE LOVE ONE HEARTの6組が出演。華やかなフェスの模様をレポートする。

トップバッターを飾ったのはONE LOVE ONE HEART。暗転の中、円陣の状態から ドラマ『ガチ恋粘着獣』のエンディングテーマ「過剰本能」でスタート。中毒性のあるメロディ、目まぐるしく変わるフォーメーションダンスと共に力強い歌声を届けた。立て続けに、夜の渋谷の案内人をイメージした楽曲「The Witch」を。ラップと共に、激しいダンスを見せた。2曲を披露し、佐々木杏莉が客席に向かって来場のお礼と、本イベント出演の感謝を伝えると、大きな歓声が飛ぶ。メンバーそれぞれが自己紹介のあと、「今回、フェスのトップバッターということでみなさんを盛り上げに盛り上げまくって先輩方にバトンタッチしていけたらなと思います!」と笹原遼雅が意気込みを語った。

続いては壮大なイントロで始まる「Glory Dayz」で躍動、ラストはDo As Infinityの「本日ハ晴天ナリ」のカバーを。曲間にはコール&レスポンスを行い、タオルを回し、華やかにトップバッターとしてのパフォーマンスを締めくくった。

ここからメンバーのイーチと洸瑛は進行を担う。洸瑛にライブを振り返っての感想を問われると笹原は「トップバッターで出させていただいて本当にすごく光栄です」と言い、ステージで力を出し切れたとさわやかな表情を見せた。

二番手で登場したのはBUDDiiS。会場がグループカラーの黄色に染まっていく中、ラフな衣装で登場し、「Magic」でスタート。ポップに盛り上げていく。サビ部分の「Magic」の振り付けは会場全体で。続いてはFUMINORIがタイトルをコールし「To The Top」へ。ステージを縦横無尽に躍動し、会場を揺らしていく。

MCではサラリと自己紹介を。「見た目はいかついですけど、優しいです」というサングラス姿のMORRIEの挨拶から始まり(FUMINORIからは「確かに!俺が一番よく知ってる」という言葉が)、中盤ではFUMINORIはきゅるるんとかわいく自己紹介したあと「もうそろそろやめたほうがいいぞ、それ」と自分でツッコミを入れ、最後のSEIYAは「見た目いかついけど森くんと同じぐらい優しいです」というとFUMINORIが「一回も怒ったことないもんね」と言い、自己紹介でもどことなくチームワークを感じさせた。

FUMINORIは改めて今回のフェスへの出演について感謝を伝えてから、「ぜひ10人いますから、1人は推し見つけてください。ひとりでいいです。ふみくんでもいいです」と呼びかけた。

そして10月にリリースしたファーストアルバム『BRiLLiANT』から「koi to me」を。前半と曲と打って変わって大人っぽいステージを見せていく。が、ここからソーキュートにスイッチングし「The One」でメンバーそれぞれがかわいいダンスに笑顔を弾けさせていく。曲中にある日替わりパートを担ったのはSHOOT。「もしもし、シュートだけどたまにはちゃんと伝えないとな、って。これからもずっとそばにいるからな」と優しく言い、歓声を欲しいままにした。

早くも最後の曲に……行こうとしたところで、MORRIEがFUMINORIにYUMAの靴紐が解けていると耳打ち。自己紹介通り優しい一面を見せてYUMAの靴紐を結んであげる場面も。全員の準備が整ったところでラストは「Brightness」。カラフルで、パワーを与えてくれるような楽曲を届けた。

イーチと洸瑛とのトークでは「それぞれのファンの方々がいると思うんですけど、こんなにもひとつなって一緒に盛り上がってくれてすごく温かい方だな、って。素敵なアーティストさんには素敵なファンがつくんだな、とパフォーマンスしながら思っていました」とFUMINORIが今日のライブについて振り返った。

そして、最後観ている人たちへのメッセージはYUMAが担当。「BUDDiiS、最高のグループなのでじぇひ」と噛んでしまい、はにかみつつ「ぜひチェックしてください」と締めた。FUMINORIが洸瑛に「なんか俺のことめっちゃ好きらしいじゃん、そういうことちゃんと言ってよ」と絡み、MORRIEは自分がかけていたサングラスをかけさせるなどしながらステージを去っていった。

続いてはいぎなり東北産のパフォーマンス。メンバーカラーの衣装に身を包み、ステージ上段に登場したいぎなり東北産。安杜羽加が「本当にありがとうございます。まずはこの曲でたくさん踊って歌って声出して楽しんでいきましょう! ひとつになるぞ!」と気合の入った声で言い、「BUBBLE POPPIN」からスタート。全員で体を動かし、掛け声とともにジャンプしていく。

行き着く間もなく「メタハンマー」でクールに魅せたと思いきや。「わざとあざとエキスパート」でキュートに。会場からも大きなコールがかかる。曲ごとに声の質もダンスもガラッと代わっていくようで、耳も目も離せなくなってしまう。ピンクが改めて「いぎなり東北産」です」とコールし「天下一品〜みちのく革命〜」を時折低音ボイスも響かせていく。そして「うぢらとおめだづ」で最後まで元気いっぱいに駆け抜けた。ラストは吉瀬真珠が「いぎなり東北産だっちゃ」とキュートな笑顔と共に締めくくった。

洸瑛とのトークでは「みなさんが東北にきてくれることを願って経済を回していきたいと思います!」と元気いっぱいに。そして、律月ひかるは「素敵なたくさんアイドルさんが出られているので、最後まで楽しんでいってください。そして私たち『いぎなり東北産』という名前だけでも覚えて帰ってほしくて、あと、全員の名前と顔も覚えて帰ってほしくてあと、12月29日に横浜パシフィコでワンマンライブもするのでそれにも来て欲しいです。それだけです」とニコニコと伝えた。

このあと、MUSIC GLOBE内でも発信されていた『育成型オーディション』で育成アーティストとなった「ise」が「あのね、アネモネ」を披露。抜群の作曲センスを持つというise。キーボードの弾き語りで透明感のある歌声を届けたあと、フェスは後半戦へと突入。

いよいよ後半戦へ SUPER★DRAGONのBLUEの世界

トップバッターはSUPER★DRAGON。青を基調とした衣装で登場し「Revolution」を挨拶代わりにぶちかます。ジャン海渡と古川毅はサングラス姿でワイルドさも。真っ赤に燃えるようなライティングの中、キレのあるダンスと力強い歌声でパフォーマンスを展開した。続いてジャンが「SUPER★DRAGONと一緒に楽しんでいこうぜ」と声をかけ「So Woo」で会場も体を揺らす。松村和哉のラップ、田中洸希のビートボックス、とスパドラの多面的な魅力を魅せた。

MCではジャンが「皆さん盛り上がる準備できてますか」と呼びかけ、コール&レスポンスしたあと、自己紹介へ。衣装担当の古川から始まり、伊藤壮吾は車掌アナウンスを、田中はビートボックスを披露し、改めて多彩さを感じさせつつ、飯島颯は「今日は11月4日でいい推しの日らしいので、初めてスパドラ観るよ、という方もぜひパフォーマンスを観て推しになってくれたらいいなと思います」とニコニコ。和む。池田彪馬は「SUPER★DRAGONと最高の1日にしましょう」とシンプルに。志村玲於は普段のライブでやっているコール&レスポンスで盛り上げ、最年少の柴崎楽は「BLUE(SUPER★DRAGONファンネーム)のみんな、スパドラのグッズを上に上げてもらっていい? これ僕が作ってまーす。もしスパドラ気になった人はグッズもチェックしてくれたら嬉しいです」とアピール。松村は「ラップが上手で作詞に携わっています」とスパドラらしい個性豊かな自己紹介を見せた。

ジャン「ここからさらにボルテージをあげていくところだと思いますので」ということで、「見様見真似でも体を動かしてみてほしい」とみんなで体を動かしていける「LRL -Left Right Left-」を。ブルーのペンライトに染まった会場との一体感を楽しんでいく。さらにスモークが立ち上る中で「Untouchable MAX」でさらに会場の熱を高めていく。ハードな歌とダンスの中、どこか楽しそうな笑みを漏らすメンバーの表情が不敵でカッコイイ。そして、古川が最後の曲としてコールしたのは「Reach the sky」。メンバー同士で肩を組んでステップを踏み、タオルを回し、ゴキゲンに締めくくった。

パフォーマンスを振り返って飯島は「番組ではスタジオと違ってライブやると、ブルーのライトを照らしてくれて本当に素敵な光景が見られましたし、最高のライブでした」。そして、「スパドラでライブやりましたが、気になった方は12月22日に『999』というライブが豊洲PITでありますのでぜひお越しください!」とアピールをした。

フェスも終盤。力強いコールに呼ばれるようにして登場したのは超ときめき♡宣伝部だ。メンバーカラーのふわふわな衣装で「LOVEイヤイヤ期」からスタート。客席ではカラフルなペンライトが煌めき、元気なコールが飛ぶ。一気に勢いづいたところで菅田愛貴が「よかったら、一緒に歌って踊ってください!」と言い「ラヴなのっ♡」。

MCでは全員で後ろを向いて給水したあと、それぞれがキュートな自己紹介で観客の心を打ち抜いて吉川ひよりが「この中にいる男の子、楽しんでますか!」「女の子もいっぱいいるけど楽しんでる!?」とコール。「私たち皆さんの声援を聞いて、ぶち上がっています! このまま一緒に楽しましょう」とにっこり。

続く曲はそんな吉川ひよりのソロから始まる「かわいいメモリアル」。会場からは「かわいい!」のコールがかかり、バックのスクリーンにはメンバーカラーのうさぎがペンライトを振っている映像が映し出され、キュートなとき宣が跳ね、「かわいい」がぎゅっと詰まったステージを。さらに「ギュッと!」で畳みかけ、ラストは「一緒に踊ってくれたら嬉しいです!」と「すきっ!~超ver~」。サビでは客席も全員一緒になって踊り、テンションが上がっていくのが感じられる。

ライブを振り返って、辻野かなみは「すっごい盛り上がりましたね」とニコニコ。「かわいいって言ってもらうたびにめちゃくちゃ嬉しかったです」とメンバーの言葉があったように、セットリスト自体に「かわいい!」と「好き!」が詰め込まれており、ハッピーとかわいさで会場を笑顔にさせた。

大トリは超特急 圧巻のパフォーマンスで魅せる

そして大トリを務めるのは超特急。発車ベルに大きな歓声が湧き起こる。シックな衣装で登場しまず披露したのは「Lesson II」。しなやかなダンスにタカシとシューヤのハーモニーが重なり合い、一気に会場を超特急の世界観に引き込んでいく。一瞬も気の抜けないような隙のないパフォーマンスを見つめるしかできなくなってしまう。

続いて、真っ赤なライティングの中で始まる「Typhoon」。スピード感が変わるパフォーマンス。1曲目とは完全に違う世界を見せられている気分になる。誰がセンターになるかによっても魅力も変化してくるからすごい、の一言だ。

リョウガが「みんな楽しんでいるか!」とコールし、自己紹介へ。「2号車超ときめき♡群青色のカイです」と言えば、「3号車の普通のリョウガです」と少々戸惑いつつ。タクヤはBUDDiiSのFUMINORIのマネをしてキュートに「タクヤでーす」と言い客席を絶叫させ、ユーキは本番前のFUMINORIの真似をして続く。仲良しである。

改めてリョウガは「超特急と申すものですが、聞いていいでしょうか、8号車!」と呼びかけると特大のレスポンスと共にクルクルとペンライトが回される。「ぜひとも超特急、『へー、初めて見たけどなるほどな』という方は超特急の時間だけでも8号車になって、我がメンバー一同、超特急としてこのライブを楽しんでいただけたら嬉しいなと思いますので、ご乗車のほうよろしくお願いいたします」とリョウガが挨拶。配信のカメラにハルとアロハがニコニコ手を振り呼びかけたあと、カイがファンネームを呼び、コール&レスポンス。8号車に呼びかけるとレスポンスが膨らむ。この時間だけは、全員8号車だからだろう。

続いては「No.1」へ。全員でNo.1と腕を突き上げてコールをし、一体感を高めていき、ステージ上では超特急がこれでもかとかっこよさを見せつけていく。さらにダンスソロで魅了。会場のコールの大きさに圧倒されそうだが、それを受け止めている超特急がとてつもなく大きく見える。

かっこいいところをしっかりと見せたところで「激おこスティックファイナリアリティぶんぶんドリームわ~るど」。激おこタイムではリョウガ「最近、気のせいなのかな、花粉がきているっ! 多分ブタクサなんだろうね。鼻の水とか目が痒かったり、いろいろする!」と激おこ。花粉症の人とそうでない人をそれぞれ挙手させ、後者に向かっては「直になるからな!」。一方、ステージの端でタクヤとアロハが遊んでいるのを目撃し怒るリョウガ。「そんなことをしている暇があるなら水を持ってこい!」と号令すると8人が水やらタオルやらを持ってきてもみくちゃにされてしまう。最終的にシューヤに水を飲ませてもらったところで本編へ。全力で激おこしていく。もちろん、ダンスはキレキレだ。

ハイテンションのまま、「SAY NO」へ。叫び、走り回り、腕立てをし、タカシがさらに「騒げー!」と叫び、そのあとはカイ主導で今日の出演者の名前とファンネームを全力でコール&レスポンスしていく。運動量が凄まじい。

ラストは出演者全員で「みんなで踊れる、本当にハートフルでポップな」(byリョウガ)「My Buddy」。会場のコールと共に全員で息のあったダンスを披露、さらに銀テープも飛び、華やかに締めくくった。

最後に各グループからメッセージが届けられた。まず、ONE LOVE ONE HEARTの笹原は「今日一日、本当に楽しかったです!」と言いワンマンツアーへのお誘いも。BUDDiiSからはFUMINORI。「アットホームな空間ですてきなみなさまと一緒にひとつのステージを作り上げれられて本当に幸せでした」とあいさつしたあと、「タクヤ、自己紹介いじりすぎな!」とツッコミも忘れなかった。

いぎなり東北産の橘花怜は「初めての国際フォーラムでステキなみなさんとご一緒させていただけてとても幸せでした。『いぎなり東北産』名前だけでも覚えて帰ってくれたら嬉しいです!」。

SUPER★DRAGONは志村。「駆けつけてくれたBLUEの皆さん、ステキなグループのファンのみなさんと一緒に最高に熱いライブを作り上げることができて本当に楽しかったです!また、僕たちと熱いライブを作ってくれますか!」とコール&レスポンスで締めくくった。

超ときめき♡宣伝部の辻野は「楽しい時間を一緒に作ってくださりありがとうございました! みなさんの心がときめきで溢れていたら嬉しいな、と思います! みなさんときめきに溢れましたか?」と問いかけ大きな歓声を受けた。

最後は超特急のタクヤ。「今回トリを務めさせていただいたんですけど、EBiDANだけじゃなくて、スターダストはアイドルの人たち素敵なグループばっかりなので、今日会場に来てくださったみなさん、配信をご覧になってくださっているみなさん、観れなかった来られなかったけど応援しているみなさん、全グループのライブ絶対観行ってください。みなさんで大きい輪を作りましょう!」と呼びかけた。

「これからも自分の推しを愛し続けてください! スタダ最高フェスティバルありがとうございました!」とリョウガが言い、大きな拍手で幕を下ろした約3時間のフェス。今回が第1回とだったわけだが、今後もきっと「スタダ最高フェスティバル」はパワーアップして続いていくに違いない。

取材・文=ふくだりょうこ
撮影=笹森健一

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