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ブラジルの最新クィア映画を上映、近未来の若者描く劇映画&HIVのドキュメンタリー

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「虎の子 三頭 さとられない」ポスタービジュアル

「TOKYO AIDS WEEKS 2023」にてブラジルのクィア映画を上映するイベントが開催。第72回ベルリン国際映画祭でテディ賞を受賞した「虎の子 三頭 さとられない」が12月7日に東京・ユーロライブ、第34回アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭で上映された「神はエイズ」が12月14日に東京・CASE Shinjukuでスクリーンにかかる。

「虎の子 三頭 たそがれない」は、ウイルスの影響で人々の記憶力が低下した近未来のサンパウロを舞台にした作品。街には資本主義が蔓延し、独裁政権や植民地主義の歴史も忘れ去られていた。若いクィアの3人は街をさまよいながら、HIVと生きる体験を共有したり、インフルエンサーに出会ったりしながら、どこかへと導かれていく。

監督を務めたのはブラジルで注目を集める若手グスタボ・ヴィナグリ。極右政権が樹立した自国とコロナ禍の社会を皮肉とユーモアを交えて描き、世界中の映画祭で高く評価された。今回が東京での初上映に。終映後にはドラァグクイーンで性教育パフォーマーのラビアナ・ジョロー、GOGOダンサーのTEN、文筆家でASK認定依存症予防教育アドバイザーの風間暁によるトークも行われる。

同じヴィナグリが、ファビオ・レアルと共同で監督を務めた「神はエイズ」は、ブラジルに住むHIV陽性のアーティストと活動家や医師の8人を捉えたドキュメンタリー。8人は世間の無知やゲイシーンにおける人種差別、HIV / AIDSに感染した女性たちの存在が十分に知られていないことに対して声を上げ、ダンス、パフォーマンス、詩を通して、HIVに対する新しいイメージを提示していく。

「神はエイズの鑑賞には専用フォームからの事前予約が必要。上映後のトークショーにはダンサーでパフォーマーの川口隆夫、ドラァグクイーンでアーティストのマダム ボンジュール・ジャンジ、HIV陽性者でスティグマファイターの福正大輔が参加する。なお今回の上映が日本初上映だ。

「虎の子 三頭 たそがれない」「神はエイズ」の上映時間や鑑賞料金は下記で確認を。YouTubeでは予告編が公開されている。

虎の子 三頭 たそがれない

2023年12月7日(木)東京都 ユーロライブ
開場 19:00 / 開映 19:30 / 終映 21:30
料金:1000円(税込)
<トークゲスト>
ラビアナ・ジョロー(ドラァグクイーン、性教育パフォーマーラ)/ TEN(GOGOダンサー)/ 風間暁(文筆家、ASK認定依存症予防教育アドバイザー)

神はエイズ

2023年12月14日(木)東京都 CASE Shinjuku
開場 19:00 / 開映 19:30 / 終映 21:30
料金:1000円(税込)※資料代
専用予約フォーム:https://forms.gle/LSuehroq4jm61sm77
<トークゲスト>
川口隆夫(ダンサー・パフォーマー)/ マダム ボンジュール・ジャンジ(ドラァグクイーン、アーティスト)/ 福正大輔(スティグマファイター)