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「全員で未来へ進みたい」夢を叶えてきた超ときめき♡宣伝部が次にめざす舞台

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インタビュー

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超ときめき♡宣伝部 (撮影:友野雄)

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「昔からのファンとか、最近好きになったとか、そんなの関係ないと思っています。どんな人でも一緒に楽しめるのが、超ときめき♡宣伝部のライブなので」――アイドルグループ・超ときめき♡宣伝部(通称・とき宣)のリーダーである辻野かなみは、まっすぐな目で話す。

一人でも宣伝部員(=とき宣のファン呼称)が欠けたら、私たちの夢は叶わない。一人でも宣伝部員がいなくなったら、私たちはすぐに気づく。彼女たちはこう繰り返してきた。幕張メッセでのワンマンライブや、インドネシア開催『Impactnation Japan Festival 2023』への出演も、メンバー、スタッフ、そして宣伝部員とともに叶えてきた夢の舞台だ。

そんな彼女たちの楽曲『Sora』が、シンガポール製作の映画『メカバース:少年とロボット』の日本版・グローバル主題歌に抜擢されたのは、決して偶然ではない。

あえて抑えた「とき宣らしさ」

「カラオケで『かわいいメモリアル』歌ってます!」「最近はとき宣の曲しか聴いてません!」そんな声をかけると、6人全員が一斉に「え〜!? ほんとうですか、嬉しい!」と喜ぶ。その様子は、街中で楽しくおしゃべりをする“普通の”女の子だ。でも、彼女たちはそうじゃない。

2022年10月に開催した幕張メッセでのライブはソールドアウト。昨年から今年にかけて、まさに急成長の途上にいるアイドルグループだ。

アニメ『シャドウバースF』のエンディングテーマに楽曲『STAR』が、ドラマ『みなと商事コインランドリー』シリーズの主題歌に『ギュッと!』『かわいいメモリアル』が起用された。そしてついに、とき宣の楽曲が映画とのタイアップを飾る。彼女たちのステージは、少しずつ、けれど確実に大きくなっている。そんなとき宣のメンバーに、『Sora』のレコーディングで心がけたポイントから話を聞いた。

吉川ひより(通称・ひよりん)「いつもと違う曲調だから大丈夫かなって、最初はちょっと不安でした。普段のレコーディングでは、右手でリズムをとったり動いたりするんです。でも、今回『Sora』を作曲していただいた宅見将典さんからは『抑えめに歌って』『しっとりと歌い上げて』とディレクションしてもらって。これまでのとき宣とはちょっと違う、しっとりと聞かせる楽曲なので、正直不安だったんですけど……。仕上がりを聴いてみたら、サビの壮大感がすごくって!」

辻野かなみ(通称・かなみん)「ディレクションは最低限。自分らしく歌うことができました。レコーディングを振り返ってみると、『これまでのとき宣らしさを全面に出す!』というよりは、メンバーそれぞれの個性を尊重してくださったのかな、と感じます。とき宣が結成してから8年経つんですけど、そのあいだ、上手くいかないことも躓いてしまうこともあって。それでも、宣伝部員さんやスタッフのみなさんが、私たちのために優しい言葉をかけてくださったおかげで、たくさん救われてきました。そんな私たちの想いが、『Sora』の『苦しいとき いつもあなたがしてくれたように』という歌詞に詰まっています」

杏ジュリア(通称・ジュリ)「すごくゆっくりなテンポで、優しい声で歌うことを心がけました。私自身、実は強く歌うことが苦手なんです。普段のレコーディングでは『もう少し明るくできる?』って言われちゃうこともあるくらい。今回の『Sora』は、これまでのとき宣にはなかった曲調だけど、でもきっと苦手なジャンルではなくて。この曲に合うような、すごく広い世界で歌っている自分をイメージしながら、大切に歌いました」

菅田愛貴(通称・あきちゃん)「自分が真っ白な空間にいるような、草原の真ん中で歌っているようなイメージでレコーディングしました。すごく緊張してしまったんですけど、宅見さんに『優しく歌って』とご指導いただいたんです。歌詞の一つひとつに感情をのせながら、聴いてくれる皆さんに気持ちが伝わるように歌いました。本当に素敵な歌詞と曲なので、これからどんどんとき宣の曲にしていきたいです!」

坂井仁香(通称・ひとちゃん)「今回のレコーディングで、また新しい歌い方を学びました。私は普段、とき宣の曲を歌うときは『きゅん!』って語尾を跳ねさせたり、ニュアンスをつけたりすることが多くて。でも今回は『まったくしゃくらずに、真っ直ぐに歌ってほしい』って言われたんです。そんな歌い方をすることが普段あまりないから、私としてはそれが一番難しいポイントでした」

小泉遥香(通称・おはる)「自分の歌を、真っ直ぐに曲にのせるつもりで歌いました。みんなでWow Wow Wow Wow Wow〜♪って歌うサビの部分があるんですけど、そこにフェイクを入れてほしい、と宅見さんから言われたんです。宅見さんがお手本で実際に歌ってくださって、それを真似して歌いました。まさか、グラミー賞を獲られた方の前で歌うことになるとは……。ものすごく緊張しましたけど、でも、すごく楽しかったです」

2024年1月には、横浜アリーナでのワンマンライブが控えているとき宣。このタイミングで、あえて新しい“とき宣”に挑戦する。そのチャレンジは、確実に彼女たちをまた、新たなステージに押し上げてくれる。

主人公と自分が重なる「私たちも、普通なんです」

左から)坂井仁香、小泉遥香

『メカバース:少年とロボット』は、主人公の少年・カイが、相棒となるロボット・リトルドラゴンとともに宇宙を守るため戦う、ロボットバトル映画だ。壮大な世界観に華を添える楽曲『Sora』の歌詞も、その曲調と同様、これまでのとき宣のイメージを塗り替えるような新鮮さに溢れている。

ひよりん「お気に入りの歌詞は『どこまでも広がる宇宙を前に 私は何者でもない』です。すごく共感します。カイは少し身体の弱い子で、でも、物語が進むにつれて強くなっていって。私たちも、アイドル活動をしているけど、普通の人です。そんな私たちが、横アリでのライブを成功させるっていう、大きな夢を持っています。主人公のカイも夢の実現のために努力していて、そんな姿が自分たちとリンクしているように感じました」

おはる「私の好きな歌詞は『苦しいときいつかあなたがしてくれたように また会えたら 今度は私が背中を押すから』。とき宣としても、これまでの活動で一筋縄ではいかないようなことが、たくさんありました。でも、誰しも生きていたら、そういうことってあると思うんです。苦しいときにこそ、支えてくれる仲間や家族の存在を思い出せる歌詞だな、と思います。この映画の物語ともリンクしていて素敵ですし、とき宣のこれからの活動にとっても、この歌詞がヒントになりそうな気がするんです」

「よそ見なんてしちゃイヤイヤよ!私だけ見ててよね」(『LOVEイヤイヤ期』)

「私から抱きしめてもいいかな?」(『ギュッと!』)

「2人だけの世界 邪魔しないでね」(『ラヴなのっ♡』)

とき宣の楽曲には、キャッチーでポップな曲調に、恋人や好きな人に向けた真っ直ぐな愛情があらわれた歌詞の組み合わせが多い。そんななかで『Sora』は、ライブで披露する際にも特別な一曲になりそうだ。

ひとちゃん「この曲は、どのタイミングで歌うか難しいですね。みんなでいつも、楽屋で話すんです。『この曲はライブの最後あたりに組まれそうだよね!』とか『この曲とこの曲の間に入ると良さそうだよね!』とか。でも、『Sora』はまったく予想がつかなくて。気持ちを切り替えやすいタイミングで……そのほうが、私たちも宣伝部員さんも、じっくり歌えるし、聴いてもらえそうですよね」

とき宣にとっての、未知と挑戦が詰まった楽曲『Sora』が披露されるライブステージ。それはどんなシチュエーションで、どんな景色を見せてくれるものになるだろう。

夢を叶えるために「信じる」「口に出す」

左から)杏ジュリア、菅田愛貴

とき宣にとっての夢を聞くと、彼女たちは「横浜アリーナを成功させることです!」と口を揃える。2024年1月に予定された横浜アリーナでの2Daysライブ。着実に夢を叶えてきたとき宣にとっての新たなチャレンジだが、誰ひとり不安になることなく、気持ちは前を向いている。

かなみん「横浜アリーナの成功が、今のとき宣にとっての、一番の目標です。2023年はインドネシアでのフェスにも出演させてもらったり、今回のようにシンガポール製作の映画で主題歌をやらせてもらったり。とき宣が、どんどん世界に広がっているのかなって思います」

おはる「いつかシンガポールにも行ってみたいです! リッチ・ホー監督にも、レコーディングのときにお会いして、現地のお話をたくさん伺いました。ラーメン、カニ、エビなど美味しいものがたくさんあるらしくて、監督からは『ラーメンパーティしようね!』と言われました。実現させたいですね」

あきちゃん「夢って、自分で『できる!』って信じることが大切だと思うんです。自分だったら絶対にできる、そうやって信じることが、夢に繋げてくれるんだと思います、きっと」

ジュリ「あと、口にだすことも大切だと思います。自分たちで夢を口に出し続けていたら、『とき宣のライブ、観に行ってみようかな』『応援してあげよう』って思ってくれる人が増えるかも。だから、発信するって大事です」

ワールドワイドに広がりつつある彼女たちの存在は、決して、あらかじめ用意されたステージの上にあるわけではない。「もっと大きな箱でライブがしたい」「海外の人にも自分たちのことを知ってほしい」ーーそんな夢を、思うだけで終わらせなかった。したい! やりたい! とアピールし続けたからこそ、今のとき宣がある。

横アリのステージは、みんなで夢を叶える空間に

左から)辻野かなみ、吉川ひより

横浜アリーナでのステージを成功させる。とき宣が次に叶えたい夢を前にして、メンバーの団結はこれまで以上に固まりつつある。これから宣伝部員になる人たちも含め、全員が夢を叶える空間にしたいーーそんなメンバーの気持ちが、口にする言葉一つひとつにのせられる。

かなみん「とき宣を知ってくださるきっかけって、いろんなところにあると思います。横浜アリーナでは、ずっと応援してくれている宣伝部員さんも、これから好きになってくれる宣伝部員さんも、みんなが一緒に楽しめるライブを見せます! ぜひ一歩踏み出して、私たちに会いにきてくれたら嬉しいです」

ジュリ「宣伝部員さんはみんな、『とき宣にたくさんパワーをもらってるよ!』って言ってくれます。私たちにとっても、宣伝部員さん一人ひとりが大切で、皆さんがいてくれるからこそ横浜アリーナのライブが叶いました。一人でも宣伝部員さんが欠けたら、叶えられなかった夢だと思います。全員がハッピーな気持ちで、夢を叶えられる時間にしたいです」

ひとちゃん「超ときめき♡宣伝部のライブって、私たちとスタッフさん、そして宣伝部員の皆さん全員でつくりあげるライブなんです。絶対にみんなに来てほしい! ライブの次の日から『また頑張ろう』って思ってもらえる、素敵な一日にすることを約束するので、ぜひ会いにきてくださいね」

おはる「インドネシアのフェスに出られたり、シンガポール製作の映画に関われたり、冠番組を持たせていただいたり。最近とくに、とき宣としての活動の幅が広がっているのをありがたく感じています。その一歩一歩を無駄にせず、『満員の横浜アリーナ』に繋げたい。そして、その先の未来にもみんなで一緒に進んでいきたい! 私たちと一緒に、楽しい時間を過ごしにきてください」

あきちゃん「いっぱいいっぱい応援してくださる宣伝部員さんに、『ありがとう』の気持ちでいっぱいです。いつも応援してくださっている方にとっての、自慢の推しグループになれるように、私たちも全力でアイドル活動を頑張ります! これからも応援していただけると嬉しいです」

ひよりん「昨年の幕張メッセと同じように、次の横浜アリーナも大きな壁です。でも、たくさんの宣伝部員さんを笑顔にできるチャンスだと思っています。どんなにステージが大きくなっても、私たちの『宣伝部員さんを笑顔にしたい!』っていう気持ちは変わりません。皆さん、ぜひ笑顔になるために、私たちのライブに遊びにきてくださいね!」

少しずつ夢を叶え、立つステージを大きくしてきた、とき宣の6人。彼女たちの名前が海外にも広まるにつれ、寂しく思う方もいるかもしれない。それでも彼女たちは、ファンを置いてはいかない。ついていこうと思う限り、この先の未来へ連れていってくれる。いつだって未来を、無限の可能性を信じているとき宣だから。

取材・文:北村有 撮影:友野雄

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<作品情報>
映画『メカバース:少年とロボット』

11月17日(金) より全国公開

(C)2023 Heavens Pte Ltd All Rights Reserved.

公式サイト:
https://mechaverse.jp/

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