稲垣吾郎「役者として本当に幸せ」 映画『正欲』メイキング映像公開
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映画『正欲』メイキング写真 (C)2021 朝井リョウ/新潮社 (C)2023「正欲」製作委員会
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第36回東京国際映画祭で観客賞と最優秀監督賞をダブル受賞するなど、話題を集めている本作。検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜役を稲垣吾郎、広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月役を新垣結衣、両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道役を磯村勇斗、ダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也役を佐藤寛太、大也と同じ大学に通う神戸八重子役を東野絢香が演じる。
公開されたメイキング映像では、検察官の啓喜役の稲垣や、秘密を共有し合う夏月と佳道を演じた新垣と磯村が、それぞれ岸善幸監督に演出を受ける様子が。風船の膨らませ方について細やかな仕草を提案する稲垣や、セリフの言い方についてニュアンスをすり合わせていく磯村など、現場で岸監督とディスカッションを重ねながら撮影している様子が収められている。岸監督は「この作品ではみなさんとじっくり話しながら作っていくことができ、とても充実した作品になったと思います」とコメントしており、語り甲斐のあるテーマを扱う映画だからこそ、キャスト陣との入念な話し合いが非常に重要だったことを明かしている。
また劇中でも印象的な、着衣のままプールに浮かぶ夏月のシーンの裏側では、スタッフたちに囲まれながら撮影に挑む新垣の姿が。ほかにも、まるで夏月と佳道のように穏やかに談笑する新垣と磯村や、大学のシーンで共演した佐藤、東野、坂東希と岸監督が、劇中のシリアスな役柄とは打って変わって楽しそうに写真撮影に臨む姿が収録されている。
そしてメイキング映像の最後には、主演を務めた稲垣のクランクアップ時の挨拶が。岸監督をはじめとするスタッフや共演者たちの姿から「この作品にかける情熱と思いがすごく伝わってきた」という稲垣は、「みなさんが妥協することなくワンカットずつ丁寧に粛々とものづくりをされている姿に、やっぱり映画の現場っていいなと思いました。こういうところでお仕事ができるというのは、俳優として本当に幸せなことだと思っています」とコメント。花束を抱えながら笑顔で語る稲垣の姿からも、本作の撮影が充実したものであったことが伝わってくる内容だ。
映画『正欲』メイキング映像
<作品情報>
映画『正欲』
公開中
(C)2021 朝井リョウ/新潮社 (C)2023「正欲」製作委員会
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