アンドレイ・タルコフスキーの「ノスタルジア」4K修復版が公開
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「ノスタルジア 4K修復版」ポスタービジュアル
アンドレイ・タルコフスキー監督作「ノスタルジア」の4K修復版が、2024年1月26日より東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国の劇場で順次公開される。
イングマール・ベルイマンに「私にとってもっとも偉大な監督だ」と言わしめ、クリストファー・ノーランやアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥも影響を公言するタルコフスキー。「僕の村は戦場だった」「アンドレイ・ルブリョフ」「惑星ソラリス」「鏡」「ストーカー」といった作品で批評家や観客を魅了し、世界的な評価を確立したが、ソ連国内で厳しい検閲を受け、出国する。そして初めて国外のイタリアで制作したのが、長編第6作の「ノスタルジア」だ。モスクワからイタリアにやって来た詩人アンドレイ・ゴルチャコフと通訳の女性エウジェニアは、ロシアの音楽家パヴェル・サスノフスキーの足跡をたどる旅をしていた。そんな中で2人は、世界の終末が訪れたと信じて家族で7年間も家に閉じこもり、人々に狂信者とうわさされるドメニコという男に出会う。
今回公開される「ノスタルジア 4K修復版」は、撮影監督であるジュゼッペ・ランチ監修のもと、2022年にローマのチネテカ・ナチオナーレの協力で4K修復が行われ、ボローニャ復元映画祭2022でワールドプレミアされたもの。Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下では、12月1日よりB3ポスター付き前売り券が税込1500円で販売される予定だ。
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