波の音は聴こえ始めている…ブルーエゴナクが京都で立ち上げる新作「波間」
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ブルーエゴナク THEATRE E9 KYOTO アソシエイト・アーティスト公演 シリーズ「ここは彼方(Here Is Beyond)」「波間」チラシ表
ブルーエゴナク THEATRE E9 KYOTO アソシエイト・アーティスト公演 シリーズ「ここは彼方(Here Is Beyond)」「波間」が12月1日から3日まで、京都・THEATRE E9 KYOTOにて上演される。
これはTHEATRE E9 KYOTO アソシエイト・アーティストであるブルーエゴナクが、「ここは彼方(Here Is Beyond)」をテーマに作る2度目の公演。今回では、死ぬことを決意したある青年が体験する混沌の一夜を描く。
作・演出を穴迫信一が担当。出演者には野村明里、今村達紀、重実紗果、筒井茄奈子が名を連ねた。上演に向け穴迫は「現実と虚構に区分は無く、それは波間のようにうねりとうねりが生み出す常に揺らぎ続けているものだとして、今日の私たちがTHEATRE E9 KYOTOという現実の劇場で何をフィクションすべきか考えることを、本作の出発点としたい。その辺りをうろうろしている。波の音は聴こえ始めている」とコメントした。
穴迫信一コメント
アソシエイト・アーティストとして「Here Is Beyond」という3年間のテーマを設定した。これは現実と虚構をそのように二つに区分するような悠長なことはもう出来ないという、自分なりの今の時代に対しての焦りや深刻さではあったのだけど、同時に〈現実と虚構の重なり合った部分の音を聴く〉ということに常に関心を持って創作を続けて来た個人的なクリエイティビティに支えられたテーマであることを、11年目の「Doudemoii shi」を作って再確認した。では、現実と虚構に区分は無く、それは波間のようにうねりとうねりが生み出す常に揺らぎ続けているものだとして、今日の私たちがTHEATRE E9 KYOTOという現実の劇場で何をフィクションすべきか考えることを、本作の出発点としたい。その辺りをうろうろしている。波の音は聴こえ始めている。
ブルーエゴナク THEATRE E9 KYOTO アソシエイト・アーティスト公演 シリーズ「ここは彼方(Here Is Beyond)」「波間」
2023年12月1日(金)~3日(日)
京都府 THEATRE E9 KYOTO
作・演出:穴迫信一
出演:野村明里、今村達紀、重実紗果、筒井茄奈子