LGBTの授業がクラスに波紋起こす「カランコエの花」公開、今田美桜ら出演
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「カランコエの花」チラシビジュアル
「尊く厳かな死」の中川駿が監督、脚本、編集を担当した中編「カランコエの花」が、7月14日より東京・新宿K's cinemaで公開される。
第26回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~のコンペティション部門グランプリ、下北沢映画祭観客賞など国内で10の賞を獲得した本作。ある日突然LGBTに関する授業が行われた高校2年生のクラスを舞台に、「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」と生徒たちの間に疑念が生じ、その波紋が広がっていくさまを描く。今田美桜、石本径代、永瀬千裕、笠松将、須藤誠、有佐、堀春菜、手島実優、古山憲正、山上綾加、イワゴウサトシがキャストに名を連ねた。
「カランコエの花」は連日15時から1週間限定で上映される。現在、予告編がYouTubeにて公開中だ。中川によるコメントは下記に掲載した。
中川駿 コメント
今、日本における「LBGT」事情は大きく変わろうとしています。多くのメディアがLGBTを取り上げ、著名人達が自身のセクシャリティをカミングアウトし、これまで声を潜めていた当事者達が、「当たり前の」生活を求めて声を上げ始めています。その一方で、彼らを受け止める社会がまだ未成熟であることも事実なのではないでしょうか。カミングアウトにどう応えればいいのか分からず必要以上に気を使う。それがかえって当事者に被差別意識を与えているとも知らずに。そんな社会の実情にフォーカスしたのが本作品「カランコエの花」です。この作品が、当事者との付き合い方や社会のあり方について考えるきっかけになれば幸いです。
(c)2018/中川組