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鬼才ギャスパー・ノエ最新作『VORTEX ヴォルテックス』老夫婦の不穏な本編映像を“いい夫婦の日”に公開

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『VORTEX ヴォルテックス』 (C)2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – LES CINEMAS DE LA ZONE - KNM – ARTEMIS PRODUCTIONS – SRAB FILMS – LES FILMS VELVET – KALLOUCHE CINEMA

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12月8日(金) より公開される映画『VORTEX ヴォルテックス』より、本編映像が公開された。

本作は、新作のたびにその実験的な試みと過激描写で世界中を挑発し続けてきた鬼才ギャスパー・ノエ監督が、「暴力」「セックス」を封印、「病」と「死」をテーマに自身の経験を経て新たな世界を作り上げた最新作。人はどう死んでいくのか? 誰もが目をそむけたくなる現実を、真正面から冷徹なまでにまざまざと描く。

主演は、80歳にして初主演を果たしたホラー映画界の巨匠ダリオ・アルジェントと、『ママと娼婦』(1973) の娼婦役で鮮烈な映画デビューを飾り伝説的な女優となったフランソワーズ・ルブラン。スプリットスクリーンの画面分割によって、老夫婦の日常が2つの視点から同時進行で映し出される。

公開されたのは、心臓病を患う夫(ダリオ・アルジェント)と、認知症の妻(フランソワーズ・ルブラン)の、自宅での各々の行動を映し出すシーン。夫は執筆作業中、ふと部屋の中がガス臭いことに気づきキッチンを覗くと、なんとガス栓が開いたままの状態に。わざとガス栓を開けっぱなしにしていたのか、それとも認知症によるものなのか、妻は素知らぬ表情で、ガス栓を閉め窓を開ける夫の姿を見つめるのだった。

映像は淡々としたシーンながら、我々の現実の日常でも起こりうるかもしれないアクシデントを2画面で映し出すことでより緊迫感あるものに。日が経つごとに認知症が悪化していき、予測の難しい行動をとっていく妻が映し出され、老夫婦の行く末を案じてしまうような内容となっている。

本作には、認知症の妻を演じたルブランの存在は必要不可欠だったようで、ギャスパー・ノエ監督は「フランソワーズの演技を一瞬たりとも見逃したくはなかったんだ。『ママと娼婦』でフランソワーズを発見して以来、私はフランソワーズを崇拝しているんだ」と、熱烈に支持している。

映画『VORTEX ヴォルテックス』本編映像

<作品情報>
『VORTEX ヴォルテックス』

12月8日(金) 公開

■オリジナルポストカード付き特別鑑賞券
価格:1,600円(税込)
特典:オリジナルポストカード(※数量限定)

『VORTEX ヴォルテックス』前売特典オリジナルポストカード イメージ

公式HP:
https://synca.jp/vortex-movie/