Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 約100年前の機械と人間との様々な関係性を問いかける『モダン・タイムス・イン・パリ 1925ー機械時代のアートとデザイン』12月16日より開催

約100年前の機械と人間との様々な関係性を問いかける『モダン・タイムス・イン・パリ 1925ー機械時代のアートとデザイン』12月16日より開催

アート

ニュース

ぴあ

フェルナン・レジェ 《鏡を持つ女性》 1920年、ポーラ美術館

続きを読む

フォトギャラリー(9件)

すべて見る

ポーラ美術館では、2023年12月16日(土)より、『モダン・タイムス・イン・パリ 1925-機械時代のアートとデザイン』が開催される。「アール・デコ」が流行した1920-30年代のパリを中心に、ヨーロッパやアメリカ、日本における機械と人間の関係をめぐる様相を紹介する展覧会だ。

1925年にパリで開催された「パリ現代産業装飾芸術国際博覧会」の名称に由来する「アール・デコ」とは、1920年代を代表する装飾スタイル。一世代前に流行った曲線を多用する「アール・ヌーヴォー」に対して、幾何学的な造形を特徴とした。この様式が生まれる背景には、工業化が進み航空機や自動車が普及するなかで、機械を新時代の象徴とした、第一次世界大戦後の機械時代(マシン・エイジ)の到来があげられる。その機能性が装飾と結びついて、フランスにアール・デコ様式をもたらした。

同展では、多面的なアール・デコの中でも特に「モダン」(現代的)な側面に注目。産業技術や都市の発達という視点から、装飾と機械が融合したさまざまなデザインや、そのアンチテーゼとして生み出された「ダダ」や「シュルレアリスム」の作品も紹介する。

また1923年(大正12)に起った関東大震災からの復興期に東京を中心とする日本の美術やデザインに「アール・デコ」や機械美がどのように影響していったのかも紹介。コンピューターやインターネットが高度に発達し、AI(人工知能)が人々の生活を大きく変えようとしている現在において、約100年前の機械と人間の様々な関係性を問いかける展示となっている。 3月23日(土)には、西洋の近・現代美術を専門とする河本真理(日本女子大学教授)の講演会が予定されている。興味のある方は、美術館ホームページで確認を。

<開催概要>
『モダン・タイムス・イン・パリ 1925―機械時代のアートとデザイン』

会期:2023年12月16日(土)~2024年5月19日(日)
会場:ポーラ美術館
時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:2023年12月4日(月)~12日(火) ※12月13日(水)~15日(金)は常設展のみ開館
料金:一般1,800円、65歳以上1,600円、大高1,300円
公式サイト:
https://www.polamuseum.or.jp/sp/moderntimesinparis1925/

フォトギャラリー(9件)

すべて見る