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20世紀前半に活躍した女性画家マリー・ローランサンの画業を複数のテーマで展観『マリー・ローランサン』展12月9日より開催

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マリー・ローランサン《三人の若い女》1953年頃、マリー・ローランサン美術館

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2023年12月9日(土)より、アーティゾン美術館では、『マリー・ローランサン-時代をうつす眼』展が開催される。20世紀前半、フランス、パリで活躍した彼女の作品約40点を、石橋財団コレクションや国内外の美術館から紹介し、さらに挿絵本などの資料約25点に加えて、ローランサンと同時代に活躍した画家達の作品約25点、合計約90点を展示する展覧会だ。

独得なパステルカラーを駆使して、甘く儚い女性美を描き続けたマリー・ローランサン(1883-1956)は、とくに日本での人気が高い画家である。初期にはピカソ、ブラックらと共に、キュビスムの画家として活動をはじめ、ドイツ人男爵と結婚。ドイツ国籍となったため、第一次世界大戦中はフランス国外への亡命を余儀なくされたが、1920年に離婚を決意して帰国すると、翌年には個展を開いて成功を収め、好景気湧く「狂騒の時代」のパリでカリスマ的な人気を博した。

同展では、キュビスムの画家として活動していた初期から、最晩年の大作《三人の若い女》にいたるまで、ローランサンの作品を紹介。さらに文芸にも興味があった彼女の自作の詩や、バレエの舞台芸術など、絵画以外の仕事も展示する。

またローランサンが画業を始めた初期に親しく交流したピカソやブラック、1920年代、彼女と同様、モンパルナスの寵児として名を馳せた藤田嗣治など、同時代の画家たちの作品も紹介。それぞれの作品を比べて見ることで、ローランサンの芸術の特徴をより深く知ることができるだろう。

この他同館では、石橋財団の約3000点のコレクションから選りすぐりの作品を紹介する『石橋財団コレクション選』を同時開催。さらに特集コーナー展示では、今年6月に亡くなった洋画家・野見山暁治(1920-2023)を取りあげる。

<開催概要>
『マリー・ローランサン ―時代をうつす眼』

会期:2023年12月9日(土)〜2024年3月3日(日)
会場:アーティゾン美術館 6階 展示室
時間:10:00〜18:00、金曜(2月23日を除く)は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(1月8日、2月12日は開館)、12月28日(木)~1月3日(水)、1月9日(火)、2月13日(火)
料金:ウェブ予約チケット1,800円、窓口販売チケット2,000円
※日時指定予約制(高校以上は予約が必要)、予約枠に空きがあれば、美術館窓口でも購入可
同時開催:『石橋財団コレクション選』『特集コーナー展示 野見山暁治』
公式サイト:
https://www.artizon.museum/

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