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TAMA映画賞最優秀女優賞の菊地凛子「宝物のような作品」、黒木華の受賞を阪本順治も祝福

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第15回TAMA映画賞授賞式にて、左から菊地凛子、黒木華。

第15回TAMA映画賞の授賞式が本日11月25日に東京・パルテノン多摩で行われ、最優秀女優賞を獲得した菊地凛子と黒木華が登壇した。

本年度もっとも心に残った女優を表彰する同賞。「せかいのおきく」「ヴィレッジ」「映画 イチケイのカラス」「ほつれる」などに出演した黒木は「いろんな映画に参加できて、すごく幸せな毎日を過ごしていたなと思います」と回想する。授賞式に駆け付けた「せかいのおきく」の監督・阪本順治は「黒木華が受賞したということは僕がいただいたも同然ですね」と言って会場の笑いを誘い、「彼女の才能、気持ちを込めて演じていただいたことはもちろん、動作や仕草がよかった。カットをかけたくないようなお芝居が至るところで見られました」と称賛。今後について黒木は「目の前にある役を一生懸命やっていきたいなと思います」と意気込んだ。

父親の訃報を知った42歳のフリーター・陽子が、24年間帰っていなかった故郷の青森・弘前に向けてヒッチハイクで向かう物語を描いた「658km、陽子の旅」で主演を務めた菊地は、受賞に関して「映画は観客の皆さんに手渡されて旅していくわけですが、皆さんの心に残ったんだと実感しましたし、励みになりました」と述べる。監督の熊切和嘉と映画「空の穴」以来約20年ぶりのタッグとなったことについては「こうして約20年ぶりに声をかけていただいてこれまでを肯定してもらったような気持ち。宝物のような作品です」と感慨深げに話した。

映画ナタリーでは、同授賞式の様子を引き続きレポートする。