ディズニー、次の100年へ…「ウィッシュ」同時上映の短編に込めた思いを監督陣が語る
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「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-」ビジュアル
ディズニー創立100周年記念のアニメーション映画「ウィッシュ」と同時上映される短編映画「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-」特別吹替版。同作の監督・脚本を担当したダン・アブラハムとトレント・コリーのコメントが到着した。
「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-」の舞台は、米カリフォルニアにあるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ。劇中にはディズニーアニメーションの543のキャラクターが登場し、歴代ディズニー作品に参加してきた声優陣が声を吹き込んだ。
コリーは「この短編の最初に、(スタジオで70年勤めたレジェンドアニメーターの)バーニー・マティンソンがインターンを連れて歩いているところが出てきます。あのシーンの目的は、次の世代に継承することが伝統だというのを見せることでした」と明かす。そして「この短編は、過去100年にディズニーで仕事をしてきた偉大な人たちがいてこそ作ることができました。すべての映画があってこそ誕生したのです。あのシーンは、バーニーが次の世代にバトンを渡してレガシーを継承し、『ウィッシュ』のような映画とともに未来に向かっていくことを意味するのです」と先人たちへの敬意をのぞかせる。
またアブラハムは「僕たちは子供の頃、『The Wonderful World of Disney(原題)』を観て感激したんですよ。ディズニースタジオを訪れてアニメーターをインタビューするものなのですが、子供だった僕は、その人たちが机にどんなものを置いているのか、とにかく興味津々でした。だから、僕たちのスタジオの中を世界の人々にちょっと見せてあげたいと思ったんです。僕たちがもし今子供だったとしたら、絶対に見たいと思うはずですから、ほかの人たちもそうじゃないかなと」とコメント。本作がディズニーの“原点”でありながら、子供たちに新たな夢を与えるような作品であることを伝えた。
短編「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-」は、12月15日より全国の劇場で「ウィッシュ」と同時上映。なお「ウィッシュ」字幕版・吹替版ともに、「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-」特別吹替版との同時上映となる。
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