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東京サンゴリアス、リーグワン初優勝へ! NZ・ケイン&南ア・コルビが味スタ見参!!

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(写真左より)サム・ケイン(東京サンゴリアス)、チェスリン・コルビ(同)

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10月28日・スタッド・ド・フランスでの『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』決勝から丸1か月、ニュージーランド代表の主将と南アフリカ代表のトライゲッターが同じジャージに身を包んで味の素スタジアムで並び立った。11月28日、オールブラックスのFLサム・ケインとスプリングボクスのWTBチェスリン・コルビの東京サンゴリアス新入団選手記者会見が行われたのだ。

(写真左より)チェスリン・コルビ、大久保尚哉GM、サム・ケイン

コルビ「このような光栄な機会をいただき、うれしく思う。サントリーの選手、スタッフに大変歓迎されて非常にうれしい。フィールドに立つことが待ち切れない。歴史と伝統あるクラブに入団でき、チームメイトとともにサンゴリアスの歴史を作る一員になれることを誇りに思う。みなさんの温かいサポートに報いるプレーを見せられるようがんばりたい」

ケイン「サントリーには私、そして家族を温かく迎えてもらいうれしい。『リーグワン』で試練を迎えることを自分自身楽しみにしている。ニュージーランド以外、海外でのプレーは私にとって大きなチャンスですし、大きなチャレンジ。明日がトレーニング初日になるので、スパイクを履いて臨めることを楽しみにしている」

日本行き、そして東京SG入りを決めた理由をふたりはこのように明かした。
コルビ「2019年の『RWC』で来日したが、『トップリーグ』『リーグワン』の評判を耳にしていた。あれから4年経ったが、日本ラグビーのレベルもチーム同士のスタンダードも上がっている。また『リーグワン』ではインターナショナルな選手たちもたくさん揃っている。そういう環境であれば、自分にとってもいいテストができると思った。サントリーのスタイルは自分に合っていると同時に、チームのバリューも自分が掲げているものに近いと感じている。ラグビーを通じて恩返しがしたいし、自分の学びにつなげてさらに成長していきたい」

ケイン「自分が日本に来るのは5回目。これまでの経験から日本の人々、文化を好ましく思っている。このようなチャンスをいただき、家族と一緒に日本で過ごすのが楽しみ。近しい友人がサントリーでプレーしていたというのも理由のひとつ。かつてサントリーでプレーしていた(ボーデン・)バレット、(ダミアン・)マッケンジー、(アーロン・)クルーデンから常にいい話を聞いていた。『リーグワン』はニュージーランドでもテレビ放映していて、チームメイトや友人のプレーを自分も良く見ていた。スタンダードもレベルも上がっていると感じ、今回の経験が選手として成長することにつながると思っている。スピード、アジリティは大きな要素になると思うので、そういうスキルを磨くことを楽しみにしている」

サム・ケイン

チームに何をもたらすのか問われると、こう返答した。
コルビ「サントリーのスピードは十分あると思うが、スタンダードを上げていきたい。スタイルは南アフリカとも、ニュージーランドとも違うと思うし、自分はフランスで6年間プレーしていたので、日本のラグビーとは違った知識や経験を周りの選手に共有できればうれしい。同時に自分も日本の選手から学ぶことができるので、吸収していきたい。自分らしさを表現し、スピードやスキルでチームの勝利に貢献することを楽しみにしている」

ケイン「チェスリンが言った通り。まず新しい環境に馴染むために、時間を使ってチームの環境やラグビースタイルに慣れていかなければならない。そして先陣を切って自分の持っている知識、スキルを体現しながら、周りと共有できればうれしい。毎試合毎試合チームとしてインパクトを与えていきたい。サントリーはアタックのマインドセットが強いチームなので、うまく使いながらディフェンスでも貢献したい。ターンオーバーしてボールを奪ったら、隣にいるチェスリンにボールを回すのでトライを決めてほしい」

南ア代表とNZ代表の主力が多数所属する『リーグワン』で楽しみな対戦相手を聞かれると、ふたりは次のように答えた。
コルビ「『リーグワン』にはスプリングボクスの選手が多く在籍しているので、彼らと対戦するのはどこか不思議な感じがする。『スーパーラグビー』では何度も対戦したことはあるが、日本で対戦するのは何か不思議な感じもするが、楽しみ。(埼玉)パナソニック(ワイルドナイツ)との対戦も楽しみだし、毎週毎週フォーカスをブラさずやっていきたい」

ケイン「クボタ(スピアーズ船橋・東京ベイ)のデイン・コールズと開幕戦で対戦するのを楽しみにしている」

コルビとケインは同じチームで戦うことを喜んだ。
コルビ「ニュージーランド代表のキャプテンでもあるサムとチーム、フィールドを共にすることが本当に楽しみ。サムがこれまで培ってきた経験を学べるのは非常にうれしいし、お互いに親睦を深めていくことも実際に楽しんでいる」

ケイン「チェスリンとフィールドを共にするのは楽しみ。対戦相手として走り回る彼を何とか捕まえようとするのではなく、味方にいてくれた方がうれしい。長年リスペクトしていた選手なので、親睦を深められればと思っている」

チェスリン・コルビ

『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24』優勝に必要なことを質問されると、ふたりはこう答えた。
コルビ「サントリーはベストプレーヤーが多く在籍するクラブだと思うが、優勝するクラブはいいカルチャーを持っている。サントリーにはいい選手が揃い、いいコーチ陣が揃っていて選手たちはハードワークし、身を粉にしてプレーするカルチャーもある。カルチャー、環境すべてが揃って正しい道があると思っている」

ケイン「来日してまだ日は浅いが、勝利へハングリーなクラブだと印象を受けている。自分もその一員になれることはエキサイティングだし、自分の性格にも合っている。自分は選手たちがチームファーストであることが最高のチームだと思っている。各個人がベストパフォーマンスを残し、その集大成がチームの勝利につながると思っている」

ふたりはファンへメッセージを送った。
コルビ「注目してもらえるのはありがたいが、チームの一員としての取り組みを見てほしい。WTBは何もない状態からエキサイティングな瞬間を生み出すポジションだが、チームにいい結果をもたらすためにパフォーマンスしたい。先週パナソニックとのトレーニングマッチでは黄色と黒のグッズを身に付けたファンが多くいて、うれしく思った。早くスタジアムでファンに会いたい」

ケイン「チェスリンと似ているが、自分自身にチャレンジを課し、チームの勝利に貢献できればと思っている。攻守ともにチャレンジし続けて、チーム全員に喜んでもらえるパフォーマンスを見せたい。ジャージの意味を考え、身を粉にしてプレーをしたい。来日2日目で見てパナソニック戦のスタジアムを見て、プレシーズマッチ、ビジターでの試合にもかかわらず黄色と黒のジャージを着たファンがたくさんいて、非常に興奮した。みなさんの応援に応えられるパフォーマンスを残せるようがんばりたい」

新入団会見に同席した大久保尚哉GMはこのようにふたりへの期待を語った。
「昨季プレーオフトーナメントで敗れて大変悔しい思いをした。今季こそ『リーグワン』初制覇、5シーズンぶりの優勝に向けて、チェスリン、サムが加入し、必ず王座奪還を目指したい。サンゴリアスには優秀な若い選手が揃っているので、彼らのリーダーシップを吸収することで、チームに必ず化学反応があると思う。若い選手には彼らのプレー以外も吸収してもらいたい」

堀越康介 (C)JRLO

また、11月24日の『NTTジャパンラグビーリーグワン 2023-24』開幕前メディアカンファレンスに出席したHO堀越康介主将は、以下のように『NTTリーグワン2023-24』開幕戦での勝利を誓った。 「初戦が一番大事だとチーム全体で考えている。昨シーズン3回負けた相手にどうやって勝つか、チームとして準備している。目標は優勝」

果たして、東京SGは初優勝へ向けて白星発進することができるのか。『NTTリーグワン2023-24』開幕戦・S東京ベイ×東京SGは12月10日(日)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。12月17日(日)・味スタでの第2節では東芝ブレイブルーパス東京との府中ダービーでホスト開幕戦を開催。サンゴリアス選手とのハイタッチストリートやステージイベント、ラグビー体験などを実施予定。チケット発売中。第1節の模様はTOKYO MXにて生中継。

取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)

東京サンゴリアスホストゲームのチケット情報
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=11027037

リーグワン特集ページ
https://t.pia.jp/pia/events/rugby-leagueone/

ジャパンラグビー リーグワン 観戦ガイド 2023-24
https://book.pia.co.jp/book/b638143.html

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