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髙木雄也と清水くるみが一人5役に挑戦する『東京輪舞』来春上演決定 台本は山本卓卓、演出は杉原邦生

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『東京輪舞』ビジュアル 左より)髙木雄也、清水くるみ

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2024年3月に東京・PARCO劇場にて、PARCO PRODUCE 2024『東京輪舞』が上演されることが決定した。

原作は、オーストリアの劇作家アルトゥル・シュニッツラーが1900年に発行し、当時のウィーン社会にセンセーションを巻き起こした問題作『輪舞』(La Ronde)。人間の普遍的な関係性と欲望を描いた本作は時代が変わっても支持され続け、1950年、64年、73年と三度映画化され、93年にはオペラ化もされた。

本公演では、『輪舞』を「現在」「東京」に翻案し上演。台本は「範宙遊泳」を主宰し、22年に『バナナの花は食べられる』で第66回岸田國士戯曲賞を受賞した山本卓卓(すぐる)。演出は、プロデュース公演カンパニーKUNIOを主宰し、演出家・舞台美術家として活躍する杉原邦生。KUNIOによる『更地』『グリークス』などの上演に留まらず、木ノ下歌舞伎をはじめとするさまざまなプロデュース公演で高い成果をあげてきた杉原が、2021年の『藪原検校』以来3年ぶりにPARCO劇場に帰ってくる。出演は髙木雄也と清水くるみ。それぞれ5人の“男”と“女”、計10人の登場人物を演じ分け、10の情事の風景をリレー形式で描いていく。

<スタッフ・キャスト コメント>
■作 山本卓卓

キックオフミーティングの時に、杉原さんやパルコスタッフのみなさんに「私は私の言葉と物語に責任を持ってこの戯曲を書く」と宣言してしまったので、私は私の言葉と物語に責任を持って『東京輪舞』を書いています。つまりそれはシュニッツラーや杉原さんに責任を押し付けるようなことは絶対にしないということなのですがそれってめちゃくちゃキツくて苦しいっす。でも山本卓卓いいもの書きます。楽しみにしていてください。

■演出 ・美術 杉原邦生

新作『東京輪舞』は、「シュニッツラーの問題作を〈現在の東京〉で上演する」という、野心に満ち満ちた企画です。ならば、作家は山本卓卓くんにお願いしたいと思いました。知り合ってすでに10年以上になりますが、卓卓くんが択ぶ日本語のセンス、その組み合わせによって生まれる独特のリズム、テキストから漂う息が詰まるような現代日本の空気感、そして人と人との交わりに冷静に寄り添う作家としての知性、それらがこの作品には必要だと思ったからです。
二人の俳優が5役ずつを演じ分け、10組のカップルによる情事の前と後、そのダイアローグを舞い踊るように繋いでいく───そんな挑戦的な作品に髙木雄也さん、清水くるみさんが共に挑んでくれることになりました。お二人とも舞台での存在感の強さは言うまでもなく、ご自身の表現に貪欲な姿勢を感じられるので、稽古場でのクリエーションがとても楽しみです。
着々と準備を進めているいまもまだ、ドキドキしています。このドキドキはきっと、客席のお客様のドキドキへとつづいていくはずです。その鼓動をぜひ劇場で体感してください!

■髙木雄也
今回パルコさんからお話をいただき、『東京輪舞』に出演させていただきます。
この作品は1人で5役を演じることになりますし、役の幅も広いので、今の自分にできるのかと悩み、お受けするまで少し時間がかかりました。でも自分が諦めて誰かがこの作品に出演し、それを見て後悔するぐらいなら、自分自身が努力して自分の幅を広げれば良いと思い挑戦しようと決めました!
演出の杉原邦生さん、そして清水くるみさんと時間をかけながら、1つ1つの役をしっかり作っていけたら良いなと思います!
みなさん僕の挑戦を是非劇場に見に来てください!

■清水くるみ
いつか挑戦してみたいと思っていた2人芝居ですが、こんなにも早く機会をいただけるとは思っていなかったので、正直驚きました。しかも1人5役ということでかなりハードですが、小悪魔少女から、今まで演じたことのない挑発的な女性まで、これまでの経験を活かしつつ、チャレンジすべき課題が非常にたくさんあることにワクワクしています! 髙木さんとは初めましてなのですが、どんなキャッチボールになるのか全然想像できないので、稽古が本当に楽しみです。ご一緒したかった演出の杉原さん、脚本の山本さん、もう既に出来上がっている前半の脚本がおもしろいのでプレッシャーですが、きっときっとおもしろい作品になる! してみせる! ので、是非是非、観にきてほしいです!

<公演情報>
PARCO PRODUCE 2024 『東京輪舞』

原作:アルトゥル・シュニッツラー
作:山本卓卓
演出・美術:杉原邦生
出演:髙木雄也 清水くるみ

■東京公演
2024年3月 PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)

■地方公演
2024年4月 福岡、大阪、広島

公式サイト:
https://stage.parco.jp/program/tokyoronde

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