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井上芳雄×南沢奈央ら出演者のコメント動画到着 舞台『メディア / イアソン』公演詳細&ビジュアル公開

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『メディア / イアソン』ビジュアル 宣伝美術:秋澤一彰、宣伝写真:山崎伸康

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2024年3月より世田谷パブリックシアターで上演される舞台 『メディア / イアソン』より、公演概要とビジュアル、そして出演者のコメントが到着した。

原作は、古代ギリシャの劇作家・エウリピデスが記したギリシャ悲劇の傑作『メディア』。夫イアソンの裏切りによって、我が子を殺めるという王女メディアの凄惨な復讐劇は、世界各国で舞台や映画の題材として取り上げられてきた。本公演では、その前日譚である若き日の二人の出会いと愛情に満ちた日々を鮮やかに照射し、太陽のような存在であった二人が悲惨な結末を迎えるに至るまでの顛末を、二人の間に産まれた三人の子供たちの視点を通して描き出す。

脚本を手掛けるのは、森新太郎が主催するモナカ興業の作家フジノサツコ。フジノは数多くの『メディア』伝承に着目し、異国の地で生まれたメディアとイアソンが、まるでロミオとジュリエットのように10代でめぐり逢い、幾多の障害を乗り越えながら愛を成就する経緯を作品の前半に置くことで、後半の復讐劇をより際立たせていく構成をとった。

演出を担当する森新太郎は、世田谷パブリックシアター主催公演でもこれまでに『The Silver Tassie 銀杯』(2018)、『メアリ・スチュアート』(2020)、世田谷パブリックシアター×東京グローブ座『エレファント・マン THE ELEPHANT MAN』(2020) など、多くの話題作を創出。ギリシャ悲劇ならではの壮大な神話世界を、ファンタジックな要素や喜劇的なエピソードも網羅しつつどのように演出するのか、期待が高まる。

タイトルロールの一人、イアソン役を演じるのは井上芳雄。ギリシャ悲劇の世界を体現するのは本作が初めて。愛にあふれた王女メディアを憎しみにかられた女性へと至らしめる夫イアソン役をどのように構築していくのか。そして、もう一方のタイトルロールの王女メディア役を南沢奈央、イアソンとメディアの間に産まれた三人の子供たちを、三浦宏規、水野貴以、加茂智里が演じる。

『メディア / イアソン』出演者

<出演者 コメント>
■井上芳雄
演劇の題材の中でも、最古の部類に含まれるであろうギリシャ神話の物語。改めて読んでみたところ、人間の根本は変わらず、人の弱さや狡さ、それゆえに生まれる喜びや苦しみなどの感情は、時空を超えて普遍的で、リアルに伝わってくるのだと驚きました。
僕が演じるイアソンは、人間臭くて、弱いところやダメなところも持ち合わせている役柄です。マイナスな面も演じるのは俳優としてチャレンジでもあり、楽しみです。メディア役の南沢奈央さんは柔らかい印象をお持ちの方なので、その南沢さんが悲劇の後半へむけてどのように変貌されていくのか、面白い創作の旅ができるのではないかと期待しています。
森新太郎さんは様々なアプローチで幅広い演劇作品を創造し、演劇界に衝撃を与える演出家です。今回はどんな世界を立ち上げるのか、どんな体験ができるのか……恐ろしいような楽しみなような気分でいます。

『メディア / イアソン』井上芳雄コメント動画

■南沢奈央
メディアというと凄惨な復讐劇というイメージが強くありますが、この『メディア / イアソン』ではそれだけではなく、イアソンとの恋や冒険など、様々なエピソードが盛り込まれるとのことなので、現代を生きる私たちも共感できるメディア像を築けるのではないかと思っています。一方で、これまでに演じたことのないような感情も映し出す役柄なので、自分でも知らない自分が出てくるのではと少し怖さも感じつつ、大きな挑戦への期待でいっぱいです。
森新太郎さんの演出作へは二度目の出演となります。誰よりも早く稽古場にいらしてプランを練り、誰よりも高い演劇への熱量をお持ちの森さんの演出にお応えし、さらには期待を超えていきたいと意気込んでいます。
イアソン役の井上芳雄さんとは一番濃密に対峙することになると思うので、遠慮せずぶつかっていきたいです。森さんを筆頭に、俳優としての実力が高く、舞台経験も豊富な共演者の皆さんと、魂を込めて作品を作っていけたらと思います。

『メディア / イアソン』南沢奈央コメント動画

■三浦宏規
舞台人として、いつの日か挑みたいと思っていたギリシャ悲劇の世界。それが今回、メディアとイアソンというその世界を代表するような傑作で、それも森新太郎さんの演出で叶うことになり、今ものすごくしびれています。
壮大なギリシャ悲劇の世界をわずか5人の出演者でどう演じていくのか。僕自身も複数の役を演じる予定とお聞きし、今までに経験したことのない、予測不能な舞台になりそうです。「何でもやります!」という意気込みで、恐れず、森さんと共演者の皆様と一緒の船に乗り込み、世界へ飛び出していくような気持ちです。
初めてづくしで、一体どうなるんだろう?と思いつつも、これまでにやってきたことを信じて、森さんと、井上さん、南沢さんをはじめとする共演者の皆様から様々なことを吸収し、俳優としての幅を広げていけたらと思っています。

『メディア / イアソン』三浦宏規コメント動画

■水野貴以
中学生の時、ギリシャ神話のミュージカルに出演し、以来、様々な物語に触れました。神話の登場人物はどこか破天荒で、リアリティがあまりないイメージです。でもこの『メディア / イアソン』では、人間味のあるキャラクターを打ち出してくださるとのことで、お客様にも感情移入していただける、心打たれるギリシャ悲劇になるのではと、とても楽しみにしています。
森さんの演出は、役者や演劇に対する愛と情熱に満ちていて、私自身はメディアとイアソンの子どものほか、様々な役を演じるということもあり、気力、体力、集中力をもって挑む覚悟が必要だと思っています。でも、私はそんな森さんの稽古場が大好きですし、いまだかつてない、新しいギリシャ悲劇をお見せできるよう努めたいと思います。

『メディア / イアソン』水野貴以コメント動画

■加茂智里
演劇を始めた頃からたくさん足を運んできた世田谷パブリックシアター。舞台と客席との一体感や、俳優の肌感を感じられる劇場です。多種多様なキャラクターが登場するギリシャ悲劇を出演者5人で演じるという未知の体験に、不安と期待とが入り混じりながらも、私がこれまで客席で感じてきたような熱量をお伝えできたらと思っています。
これまで私が参加させていただいた森さんの稽古場には、かわいらしい小道具がそこかしこに有りました。そんな小道具を扱っていらした姿に、森さんご自身、実はかわいらしい一面をお持ちなのではないかとひそかに思っています。一方で、厳しく緻密でリアルな演出をされる方ですし、どんな舞台になるのか、皆様も楽しみに待っていていただければと思います。

『メディア / イアソン』加茂智里コメント動画

<公演情報>
『メディア / イアソン』

『メディア / イアソン』メインビジュアル

原作:『アルゴナウティカ アルゴ船物語』作:アポロニオス 翻訳:岡道男 『メデイア』作:エウリピデス 翻訳:中村善也
脚本:フジノサツコ
演出:森新太郎
出演:井上芳雄 南沢奈央 三浦宏規 水野貴以 加茂智里

【日程】
2024年3月12日(火)~31(日)
会場:東京・世田谷パブリックシアター

【チケット料金】
S席(1階・2階席):9,000円
A席(3階席):5,500円

※ほか高校生以下、U24など各種割引あり

■一般発売:2024年1月14日(日)

【ツアー公演】
兵庫公演:2024年4月4日(木)~6日(土) 兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

公演HP:
https://setagaya-pt.jp/stage/2164/