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主演・高橋一生で手塚治虫の「ブラック・ジャック」ドラマ化、監督は城定秀夫

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テレビ朝日ドラマプレミアム「ブラック・ジャック」ビジュアル

手塚治虫のマンガ「ブラック・ジャック」が高橋一生主演でドラマ化。「アルプススタンドのはしの方」「ビリーバーズ」の城定秀夫が監督を務める。

法外な治療費と引き換えに、どんな手術も成功させる無免許の天才外科医を主人公とする「ブラック・ジャック」。連載開始から50年が経過し、これまでさまざまな映像作品や舞台が制作されてきた。今回のドラマでは、原作から厳選した有名エピソードがつづられる。

高橋とは「おんな城主 直虎」「天国と地獄 ~サイコな2人~」でタッグを組んだ森下佳子が脚本を担当。手塚プロダクションによる綿密な監修のもと、現代の設定を取り入れつつ物語を再編成した。「岸辺露伴は動かない」の柘植伊佐夫が人物デザインの監修と衣装デザインを担う。

高橋は「撮影が始まった今も、試されている様な事が日々起きています。多くの方の心の中に居るブラック・ジャック像や基盤を大きく外すことなく、何よりも自分が思うBJ像を一瞬でも溢してしまいたくありません。これまでと同じように、お芝居をする時は、迷う事なく打ち出していきたい。演じさせていただく度に納得し、許せる瞬間を積み重ね、それが作品になっていける様、毎シーン毎カットお芝居をさせていただいています」とコメントした。

テレビ朝日ドラマプレミアム「ブラック・ジャック」は2024年に放送予定。

※手塚治虫、手塚プロダクションの「塚」は旧字体が正式表記

高橋一生 コメント

出演オファーを受けた際の心境

今回演じさせていただく間黒男はブラック・ジャック「先生」ですが、僕にとっては大事な「先生」と呼ばれる人が一人、居ます。正直なところお話を頂いた時は、自分に出来るのかと思いました。幾ら彼の矜持や人情、生に対する思いが好きであっても、いざ自分が演じるとなれば、当たり前ですが話はまったく別です。好きというだけではどうしても成立しない何かがあると思うからです。好きだからこそ失敗することも大いにあると思います。それでもお受けさせていただいたのは「おんな城主 直虎」等でご一緒させて頂いた脚本家の森下佳子さん、「民王」でプロデューサーをされていた飯田サヤカさんがお声掛けくださった事。それが何よりも大きな決定打でした。
撮影が始まった今も、試されている様な事が日々起きています。多くの方の心の中に居るブラック・ジャック像や基盤を大きく外すことなく、何よりも自分が思うBJ像を一瞬でも溢してしまいたくありません。これまでと同じように、お芝居をする時は、迷う事なく打ち出していきたい。演じさせていただく度に納得し、許せる瞬間を積み重ね、それが作品になっていける様、毎シーン毎カットお芝居をさせていただいています。
観てくださる皆さんも是非厳しい目線で観ていただき、願わくば楽しんでいただけるとありがたいと思います。

脚本を読んだ感想

森下さんが書かれる脚本は、表現が非常に豊かなんです。読み進めていくごとに「さあ、この場面はどうしたら、より素敵に立体化していけるだろうか?」と、感覚が具体的になっていきました。

ブラック・ジャックになった自身を見て

僕は基本的に柘植さんが「大丈夫」と言ったら、大丈夫なんです。柘植さんは嘘をつかない方で、ダメだったら何度でもやり直す方。その柘植さんが、僕がブラック・ジャックの扮装をした時に「うん」と言って頷かれたので、きっと大丈夫だろうなと思っています。と同時に、この姿にいかに説得力をもたせながら、原作を愛する視聴者の皆さんの前に存在できるか…という点も大事だな、と。また、今回初めてブラック・ジャックと出会う方々にも、その人となりを分かってもらわなければなりません。このダブルスタンダードを成立させるためには、演者とスタッフの総合力が大きく関わってくるので、常に針の穴に糸を通すような感覚の撮影になるかもしれないなと思ってます。単純に「わーい!『ブラック・ジャック』の世界にいる!」という気持ちには、決してなれないですね。

視聴者へのメッセージ

「ブラック・ジャック」の世界や、手塚治虫さんの漫画がとても好きな方々に「うん、アリだわ」と言っていただかないと、失敗だと思っています。僕も自分自身が納得し許せる瞬間を求め、常に厳しい視線でお芝居を模索しているので、視聴者の皆さんにも厳しく観ていただきたいです。