若手アーティスト支援を目的とした『TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト展』1月10日より開催
アート
ニュース

フォトギャラリー(6件)
すべて見る東京・臨海部の天王洲アイルにある寺田倉庫が、新進アーティストの支援を目的として主催している現代アートアウォード「TERRADA ART AWARD」。その2023年度のファイナリスト5名を紹介する展覧会が、2024年1月10日(水)から1月28日(日)まで、イベントスペース「寺田倉庫 G3-6F」を舞台に開催される。
「モノだけでなく、価値をお預かりする」という理念をもつ寺田倉庫は、作家やコレクターから保管を依頼されたアート作品を中心に公開する芸術文化発信施設「WHAT MUSEUM」を運営し、現代アートのコレクションや建築模型を公開するなど、芸術文化に深く関わる活動で知られている。2014年に開始された「TERRADA ART AWARD」も、アーティストが活躍できる社会を紡ぐことを目指し、若手作家に制作と発表の機会を付与する意義深い芸術支援活動となっている。
同賞への応募対象は、現代アート全般に及ぶ。絵画等の平面、写真、立体、テキスタイル、映像、デジタル・メディアアート、パフォーマンスなどの身体表現、さらに音または音楽など、全ての媒体を含み、彩なアーティストが自身の展示プランを掲げて応募できるのが同賞の特徴で、今回の応募者は国内外から1025組に及んだという。国際的な視点と現代アートに関する深い見識をもつ審査員による審査ののち、今回選ばれたファイナリストは、金光男、冨安由真、原田裕規、村上慧、やんツーの5名。いずれも1980年代生まれで、様々なコンセプトのもと、様々な手法を用いて作品をつくってきた作家たちだ。
1月10日からの同展では、この5名が応募した展示プランをもとに独自の展示を会場内に創り上げ、未発表の新作を含む作品を個展形式で発表することになる。さらに会期初日の当日には、5名の最終審査員から各審査員賞も発表される。これからのアート業界を牽引する可能性を秘めたファイナリストたちの個展を5つ一緒に目にできるのは、貴重な機会となるに違いない。会期初日の1月10日のみは招待者に限っての公開となるが、その後は予約不要、無料で入場できる。より多くの来場者に見てもらう機会を増やそうとする試みも、若手作家への支援となっている。
<開催概要>
『TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト展』
会期:2024年1月10日(水)~2024年1月28日(日)
会場:寺田倉庫 G3-6F
時間:11:00~18:00(入館は17:30まで)
※会期中無休
※2024年1月10日(水)は招待者のみ入場可能
公式サイト:
https://www.terradaartaward.com/ja/
フォトギャラリー(6件)
すべて見る