ソフィ・カル『限局性激痛』再現展 失恋の痛みと治癒を写真と言葉で表現
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Sophie Calle, Exquisite Pain, 1984-2003 ©Sophie Calle / ADAGP, Paris 2018 and JASPAR, Tokyo, 2018
展覧会『「ソフィ カル―限局性激痛」原美術館コレクションより』が、1月5日から東京・品川の原美術館で開催される。
ソフィ・カルは1953年にフランスで生まれた現代美術作家。自身や他者の個人的な体験を主題に、写真と言葉を組み合わせた物語性のある作品を発表している。各国の主要美術館にて個展を多数開催し、2007年の『第52回ヴェネチア・ビエンナーレ』にはフランス代表として参加した。
同展は1999年に原美術館で開催された日本初の個展『限局性激痛』の再現展。「限局性激痛」は医学用語で身体部位を襲う狭い範囲の鋭い痛みや苦しみを意味し、カル自身の失恋体験による痛みとその治癒を作品化している。第1部では失恋までを手紙や写真などで、第2部では失恋からの治癒を写真と刺繍で展示する構成になる。
2月1日には来日するソフィ・カルのアーティストトークを予定。また会期中、東京・銀座のギャラリー小柳、六本木のペロタン東京でもカルの個展が開催される。詳細は各会場のオフィシャルサイトで確認しよう。