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北斎像を「更新」する『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』、初公開作も

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葛飾北斎『弘法大師修法図』紙本1幅 弘化年間(1844-47) 西新井大師總持寺 通期展示

展覧会『新・北斎展 HOKUSAI UPDATED』が、1月17日から東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される。

葛飾北斎の没後170年にあたる2019年に行なわれる同展は、北斎作品の調査研究や新たな作品の発掘によって北斎像の「アップデート」に生涯を捧げた研究者・永田生慈によって企画されたもの。有名作だけに焦点を当てるのではなく、近年更新された研究成果を参照しながら、発見・再発見されてきた作品が一堂に展示される。

会場では、約70年におよぶ北斎の絵師人生を作風の変遷と主に用いた画号によって6章に分けて紹介。会期中は展示替えが行なわれ、約480件が展示される。初公開作も多く含まれ、アメリカ・シンシナティ美術館が所蔵する、北斎が88歳の時に描いた肉筆画『向日葵図』、近年発見された『かな手本忠臣蔵』、さらに旧津和野藩主家が所蔵していた摺物、大小暦も見どころとなる。118点を4期に分けて紹介する。

なお2018年2月6日に逝去した永田生慈の遺志により、永田の作品コレクションは同展出品後は故郷の島根のみで公開されることになっている。同展は永田コレクションを東京で鑑賞できる最後の機会となる。