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超特急が魅せた過去と今、そして未来「この幸せな時間をこれから先も紡いでいけますように」 アリーナツアーぴあアリーナ公演レポート

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『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2023 T.I.M.E -Truth Identity Making Era-』ぴあアリーナ公演より

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9人組メインダンサー&バックボーカルグループ「超特急」が12月24日、大阪城ホールにて『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2023 T.I.M.E -Truth Identity Making Era-』ファイナルを迎えた。充実の1年を経て、さらにパワーアップした超特急。本記事では12月10日にぴあアリーナMMで行われたライブの模様をレポートする。

「超特急」それぞれの個性を存分に発揮

リョウガの開演アナウンスが流れ、いよいよだ始まるという期待感が高まるぴあアリーナMM。満員の客席ではBGMに合わせて9色のペンライトが揺れる。大きなスクリーンで刻まれる時。そして次々とメンバーの表情が映しだされ、その時を迎える。左右に開いたスクリーンの向こう側に、超特急。湧き上がる歓声。9分割のスクリーンに今の表情が映し出されたのち、ステージ上部で激しいダンスからはじまるのは新曲の「Countdown」だ。

ゆっくりとタカシとシューヤが階段を下り、力強い歌声を響かせる。燃え上がる炎の中、白の衣装が際立つ。そのまま、花道を進み、センターステージへ。真っ赤なライティングに染まりなから見せるパフォーマンスが待ちわびたライブの始まりを告げる。

メインステージに戻って「Secret Express」。先ほどまでの射貫くような視線が和らぎ、チャーミングな表情が覗く。「Tic Tac Tic Tac」と、8号車も声の限り叫び、サビではメンバーと共に体を動かす。超特急と8号車の熱が上がっていくのがわかる。

ステージ上にはユーキだけが残る。ダンサーを従えてのダンスパートで魅せる。カメラに向けられる力ある視線に思わずハッと息を呑む。そしてゆっくりとセンターステージに歩みを進める。ユーキをセンターに9人が一列に並び「Time Wave」へ。センターステージを囲む客席三方に向けて緩急あるパフォーマンスを繰り広げる。

そして今度はマサヒロがメインステージでダンスを見せる。静と動が際立つクールなダンスでグッと観客の心を引き込んでいく。 そしてここからは最新アルバム『B9』から。まずは「KNOCK U DOWN」を。美しいシューヤの高音、力強いタカシの歌声が空気を震わす。そこに繊細さと力強さを感じさせるダンサー陣のパフォーマンスが重なる。さらに「MORA MORA」で畳み掛ける。スクリーンに移した戯れるメンバーのシルエットの演出がスタイリッシュだ。サビでは8号車たちも息の合った動きを見せる。その光景に見惚れたのちにステージに視線を戻すとユーキの鋭い眼光に射抜かれる。

濃厚な5曲を終えたところで、MCへ。まずは改めてそれぞれが自己紹介。この日はU-NEXTで配信をされているということもあって、みんなでギュッと集まってカメラの向こうの8号車にもご挨拶。そして、まずは今回のライブの演出について。担当したのはユーキだ。サブタイトルなども含めて、リョウガがユーキに問いかけると「『T.I.M.E』ということで僕たち超特急12周年から13周年に差し掛かるということで、この時間を時計と見立てて、サブタイトルにもあるんですけど超特急のそれぞれの個性の輝き、確立、そういった今までにない超特急のまた新しい魅力の時間というものに触れてもらえたらな、と思いこういうタイトルにしました」と語った。

ここで、奇数号車はお着換えということで偶数号車でトーク。カイにここまでの感想を聞かれたハルは「最高じゃないですか」とニヤリ。最初から飛ばしすぎて意識飛びそう。みんなの声援はタンパク質よりミネラルがあるから!」と言い、若干ザワつかせた。ステージの端から端へと歩き、8号車に挨拶をしつつ、「今回の衣装はタクヤさんと一緒にやらせてもらったんですけど」とカイ。「セットリストをユーキさんが考えて、その流れと一緒に、セットリストにも衣装にもメッセージを込めて制作したのでよかったら僕たちからのメッセージを受け取ってもらえたらと思います」と途中、噛んで拗ねたような表情を見せつつも、衣装への想いを語った。

カイがコール&レスポンスでさらに盛り上げ、暗転のち、ステージに姿を見せたのはアロハ。陽気にダンスパフォーマンスでみせ、豊かな表情でさらに会場に「みんな、一緒にクラップしよ!」と促し、ボルテージを上げていく。ラフな衣装に着替えたメンバーが揃い、ご機嫌に「DJ Dominator」を披露。ステージ中央では、ミラーボールが周り、ド派手な空間を演出していく。全体でそろってみせるパフォーマンスも良いのだが、3人ずつであったり、ペアだったり、と、9人だとパフォーマンスの可能性が広がるんだ、ということが改めてわかる。曲スタートとともに歓声が上がったのは「We Can Do It!」。花道でパフォーマンスを見せていく。ちょっとセクシーさも感じるダンスで8号車を煽っていく。さまざまな組み合わせで絡んでいくのだが、筆と目が追い付かないことにもどかしさを感じるほどだ。

僕達9人とここにいる皆さんで超特急なんだ

グッと大人を見せたあと、スクリーンにはネオンで光るビル群。センターステーシではカイが魅惑的なダンスを見せ、メインステージでソファに座ったタカシが歌う「Chill out@JP」を。タカシの軽やかな歌声に合わせてステップを踏み、上着をはだけさせると思わず歓声が上がる。そしてセクシーなカイのラップが低く響く。それに小さく拍手し微笑むタカシ。ふたりの息がぴったりな大人っぽいステージを見せた。

そして響き渡るギターの音色。登場したシューヤがひとりで歌い上げる「refrain」。しっとりと響いたかと思えば、透明感ある歌声が空間を震わせる。タカシとシューヤのハーモニーは唯一無二で互いの歌声を膨らませる。だからこそ、ソロで歌ったときのシューヤの自在にその場の空気を惹きつけるような歌声に聴き入らずにいられない。その歌声に思わず大きな拍手が沸き起こった。

続いてタカシが「小さな光」をこちらもソロで。淡い光に包まれるようにしながら歌い上げていく。その歌唱力、声量は言わずもがなだが、声の表現力に心を震わされる。歌詞とメロディだけではなく、人の心を揺さぶる力が歌声にあるのだと実感させてくれる。ボーカル2人が圧倒的な歌唱力で魅了したところで、全員が揃ってステージに登場。一列に並び、ユーキは隣に立つタクヤの肩に手をかける。

披露するのは「Starlight」。タカシとシューヤの歌の表現力にダンスの表現が加わり、また世界を押し広げていく。歌詞の世界観にぐっと引き込まれていってしまう。優しい空間を作り上げたところで響き渡る時計の針の音、その針が指すのは「8」時。そこに重なる鼓動音。「Billion Beats」だ。

スクリーンにはその歌詞とメンバーの表情が映し出される。「永遠」という言葉を共に噛み締めるようだ。8号車も一緒にペンライトを揺らし、声を合わせ、一体感を高めていく。「この時間をみなさんと共有したいです。この曲をみんなで一緒に歌いましょう」とタカシが呼びかけ、会場が一体になって大合唱。それから、8号車の声だけ響き、その歌声にメンバーは表情を綻ばせ、タクヤは涙を溢れさせ、「ありがとう」と笑顔で思いを伝えた。

MCでは8号車の歌声について「一個だけいいですか。歌うま!ユーキの何倍うまいんだ?」とリョウガ、それに「ユーキには何倍したってゼロだから」とカイが付け加え、ユーキが「おいおーい!」としっかりツッコミを入れ、息ぴったりのやりとりを見せる。

そしてタクヤは「これだけたくさんの8号車がいて一切ズレないじゃん。僕たち9人だけじゃなくてここにいる皆さん、配信を見てくださっているみなさんを含めて超特急なんだな、というのが再確認できました」と改めてお礼を伝えた。等間隔に立っていたメンバーだが、リョウガの「いつもの1.25間隔になろうぜ」という呼びかけに応え、ギュギュッとなりじゃれあったあと(タクヤは体をぎゅぅっと掴まれたようである)、「『Billion Beats』、やっぱりいいよね。歌ってて、2人も気持ち良さそう」とリョウガ。

タカシもその言葉にうなずき、「大事な年に愛を確かめ合う曲だなっていう印象があるので。歌っててもいい意味でちゃんと重みがある。よりメッセージを届けようと思いますよね」。「今年から声出し解禁になったじゃないですか。その年の締めのツアーにみんなの歌声を聴いてっていうライブができることがすごく嬉しいな、と思っています」とカイも感慨深げに言った。

感謝をしっかりと伝えたところで、続いては奇数号車がMCを担当。ユーキは改めて8号車への歌声に拍手を送りつつ、「8号車も含めて僕たち超特急。今回、メンバー1人1人の見せ場がある中で、僕たちからしたら8号車のみなさんもメンバーなので。メンバーのみんなからパフォーマンスじゃないですけど見せ場がほしいなと今回思ってやらせていただいたんですけど、いつ聴いても綺麗だね、歌声がね」とニコニコ。そして「このツアー始まってますけど、どうですか」とアロハに話を振ると「ソロコーナーぶちかましました!」とにっこり。「1人で大きなステージに立つことが夢だったんだ。ありがとうございます!」と笑顔を弾けさせた。

リハのときから気合いが入っていたそうで、踊るとかぶっている帽子が飛び、それをタカシが拾って帽子を渡してあげる……という場面があったそうな。その様子を実演するのを見て「いやあ、絶好調だなあ、お前ら。これ以上盛り上がらせてどうすんだよ」とリョウガも笑顔を見せた。

笑いもたっぷりのMC、ユーキが噛む場面も挟みつつ、後半戦はタクヤのソロパフォーマンスからスタート。表情とシルエット。たったひとりステージ上で美しいダンスを見せていく。ただ歩いている姿も絵になるその姿はまさに今のタクヤの魅力を全面に出したものとなっているのかもしれない。どこか不敵な笑みを浮かべ、締めくくると、黒のシックな衣装に身を包み、披露したのは「Lesson II」。タクヤのステージから引き続き、大人なパフォーマンスで魅了した。

伝えたい想いがあってここにいる スタンド席への粋なプレゼント

しかし、ここから一転。衣装を変え、ひとりでステージに登場したのはにこにこハルだ。「かわいい顔してほしいって聞こえた気がするから、してあげよっか?」とコール&レスポンスで会場を盛り上げ、ソーキュート!な表情で魅了していく。カラフルな衣装に着替えて全員集合すると「ギャップを見せてあげようか!」といい、ハルの雄叫びから「バッタマン」がスタート。でんぐり返しをし、変顔し、叫び……見るたびに「バッタマン」でのハルがパワーアップしている。ひとりでセンターステージに行き、元気をぶちかます。

そして勢いそのままに「My Buddy」。アロハが「ぴあアリ、来たぞー!」と叫び、笑顔のパフォーマンスを披露していく。リョウガの変顔もあれば、タクヤのかわいい顔やチュー顔など盛りだくさんで飛び跳ね、ダンサーたちの紹介も交えつつ、表情豊かに届けた。はっちゃけたステージのあとは、先ほどまで変顔をガッツリ見せていたがリョウガがクールにパフォーマンスを……と思いきや、まさかの照明がリョウガに合わない。音楽を止め、「『えっ、リョウガくんが!バッキバキに踊るの!?えーっ!』ってなっているのに! こんなにも今!他推しでさえ!」と物申し、再チャレンジするが次はカメラがピンボケ。そこへのクレームにもしっかりと盛り上がる会場。

「パフォーマンスもそうだけどさ、伝えたい想いがあってここに立ってるわけ。言葉で説明しますわ、俺8号車のことがね……」と語り出そうとするが、話がピヨピヨ音で隠されてしまう。キレキレのツッコミを繰り出し、会場にも笑いが起こる。しまいにはマイクの音が通らず、「電力不足」!? の事態に。そこで、用意された自転車「リョウガ号」を漕いで電力を稼ぐ。

「ふぅ。充電完了!」で始まったのは「Believe×Believe」。結局かっこいいリョウガのソロパフォーマンスはなかったが、ここでは変顔もかっこよさも全開で届けた。そんなリョウガが「お楽しみはこれからだ!」といい「超えてアバンチユール」でもうひとつ、ギアあげていく。8号車のペンライトもキレが増していく。メンバーが思いっきり頭を振り、ペンライトもそれに合わせて揺れる。会場にいた全員が全力を出し切ったところでスクリーンには今年一年を振り返るようにメンバーのオフショットが月毎に映し出されていく。そしてスクリーンの「Last Song」という文字と共に、「SURVIVOR」へ。

メンバーカラーのライダース衣装でクールに、そして力強いパフォーマンスで締めくくった。が、すぐに会場からは大きな超特急コールがかかる。アンコールの声に応えるようにして、ステージ上ではなく客席に登場したメンバー。客席の通路を歩きながら、8号車のすぐ近くで「Call My Name」を披露した。

メインステージに戻ってのMCでは、「スタンド席にも来てほしかったと思われているんじゃないかと。行けなかったのは残念な気持ちがあります」とリョウガが気遣う。すると、「実はあるんですよ。この日のために」とユーキ。スタンド2、3、4階は100名限定でメッセージカードが当たるとのこと。座席の下のほうに超特急ステッカーが貼ってあり、その方々にはメッセージカードと交換できるというプレゼントが用意されていた。

時計の針のごとく、これからも走っていく

さらにアンコールでは「なんの曲持ってきたって? 新曲もって来ちゃった」とリョウガ。Blue-ray『ARENA TOUR 2023 新世界-NEW WORLD-』を夢8会員ルートで手に入れた限定で聴くことができる特典、さらにコール振付動画も配信していた「Rail to Dream」を披露した。コール振付動画が公開されていたこともあって8号車のコールと振りも完璧である。メッセージもぎゅっと詰まった楽曲で、会場全体でハイテンションに時間を共有した。

そしてこの日最後のMCへ。改めて最後にメンバー1人1人から8号車へメッセージが送られた。まずはカイ。「2023年も終わりに差し掛かっていますけれど楽しかったですね。8号車のみなさまと一緒にライブをしている時間が好きで、8号車の方が大好きで、という思いを常に持って。その想いを届けられたらいいな、と思って、ボーカルの歌にのせてこうしてパフォーマンスをしているわけですけれども。僕たちがしているダンスは声を持たない言語だと思っております。ダンスで僕たちから、見てくださっているあなたに悲しみ、喜び、いろんな感情を共有できたらいいなと思っておりますので、これからもダンスを通して気持ちを届けていきたいなと思っています」

続くタクヤは「久しぶりに頭が真っ白なパターンですね」。「楽しすぎると頭が真っ白になってしまう。何をしゃべろうか、基本あんまり考えていないんですけど、何も出てこなく、カイが素晴らしいMCをしている中でどうしようかな、と思っていたんですけど、一回叫んでもいいですか?」と聞き、「楽しかったー!」と絶叫。「ありがとうございました」と笑顔で締めくくった。

「今回『T.I.M.E』というタイトルになっているんですけど、時間と人生って直結しているな、って思っていまして」とユーキ。「いまいる、ここにいる8号車の皆さん、そしてみてくださっている8号車のみなさんと一緒に未来を築き上げていきたいなと思えるようなライブになったら嬉しいな、と思っています」。

タカシは「このぴあアリーナで関東のライブ全てやりきったつもりなので、一言だけ言います。改めてですけど、やっぱり超特急のライブって最高やと思いました!」とシンプルな言葉に、想いを詰め込んだ。「『T.I.M.E』2日間終えたわけですけど、時間をかけてユーキちゃんがこうしてライブ構成を作ってくれて、ひとりひとり個性が輝くものを、パフォーマンス時間を与えてくれたんですよ。出せてますかね?」とシューヤが尋ねると、「思いっきり出せてたと思います」と力強く頷くユーキ。8号車も大きな拍手で応える。

そして、「過去の楽曲を今回歌わせてもらったり、ハルも『バッタマン』という超特急の代表曲となる曲をパフォーマンスしたり、アロハ、マサヒロは新しい僕たちが加入してからの曲をパフォーマンスさせていただいたり。時間に携わるものをパフォーマンス、見せられたのかな、と思っていますし。過去の曲ももちろん、大好きですし、届けたい気持ちもたくさんあります。でも今回、僕たちが9人そろってからの楽曲も同じように愛していただきたいですし、これからも伝えていきたいな、という気持ちを持っていますのでぜひ過去の曲も、今の曲も愛していただければと思います」と熱い気持ちを語った。

マサヒロは「僕たちがこうやってパフォーマンスを楽しくできているのは、僕たちメンバーだけじゃなくて、8号車、そしてU-NEXTさんだったり……を含めたみなさん揃ってのライブだと思っています。いつもありがとうございます!」と感謝を伝えた。

アロハは「あっという間でしたね!」とにっこり。「とにかくセトリが神すぎて全てにおいて全力尽くさせていただきました! 考えてくれたスタッフのみなさんだったり、ユーキくんに感謝したいです。これからもいろんなアロハを見せていきたいな、と思います!」。「本当にこの景色がこの世で一番好きって言えるぐらいすごく輝いてて、墓場にもって帰りたいぐらい」というハルに、年長組の「最年少毎回言うな!」とリョウガ、「俺らのことバカにしてんのか!」とカイがツッコミを入れ、会場を沸かす。

そして、会場に視線を向け、「これを見ると吹っ飛ぶんですよ。疲れだったり、いろんなことが。みんな本当にそれぐらいの力があるので。みんなには人を癒せたり、楽しんだり、8号車自身のそれがあるからこそ、僕たちも輝くことができるのかな、と思うので、ぜひみなさん自信を持って、これからも応援していただけたら。頑張りたいと思います!」最後は「みんな、自信を持ってがんばろうな!」とニコニコで言い、歓声を浴びた。

ラストはリョウガ。「本日のライブを見てくださった方々にはきっと伝わっていると思いますが、超特急12周年を迎えさせていただきますが、この先、今までもですが、さまざまな形に化けながら、様々な景色を見せながら僕たち走っていきます。動き続けます。動き続ける……そう時計の針のごとくね。ありがとうございました」と、カイ曰く「落語家さんみたいで素敵です」というようなメッセージで締めくくった。

そしてラストの曲へ。タカシが「この幸せな時間がこれから先もずっと紡いでいけますように」と言い、コールされたタイトルは「Synchronism」。花道を駆け、センターステージへ。笑顔でパフォーマンスを届けていく。ダンスが重なり、歌声が重なり、思いが重なり、笑顔を重ねた。最後はできるだけ8号車の近くまで行ってご挨拶。

12年の時を刻んできた超特急。またこの日、新たな時間を刻んだ。これからも手を取り合い、想いを重ねあいながら、時を刻んでいく。

取材・文=ふくだりょうこ
撮影=米山三郎・小坂茂雄

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