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『アニメージュとジブリ展』1月5日から神戸で開催 ガンダムのプラモデルのジオラマ展示も

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二次配給時の映画ポスター「風の谷のナウシカ」 © 1984 Studio Ghibli・H

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1978年、アニメのファンと作り手の架け橋となるべく、徳間書店が創刊した日本初の商業アニメ専門誌『アニメージュ』。宮﨑駿の漫画『風の谷のナウシカ』が連載され、映画制作へと展開したことでも知られるこの雑誌の、創刊当初から1980年代までに焦点をあてた展覧会が、2024年1月5日(金)から1月21日(日)まで、大丸ミュージアム〈神戸〉(大丸神戸店9階)で開催される。

1970年代後半、まだ「アニメ」という言葉すら定かではなく、「テレビまんが」とひとくくりにされていた時代。自分たちの手で同人誌をつくり、ファン同士やスタジオの作り手と交流していた若者たちの熱気を背景に誕生した雑誌『アニメージュ』は、1979年に放送が開始されたテレビアニメ『機動戦士ガンダム』を繰り返し特集で取り上げ、ガンダムブームを牽引した。

同展の見どころのひとつは、当時のアニメ映画のポスター、グッズ、セル画コレクションなどの展示によって、アニメブーム勃興期を振り返るとともに、先行する出版物と合わせて展示することで『アニメージュ』の独自性を明らかにすること。誌面の紹介によって、同誌がガンダムブームをどのように支えたかも目の当たりにできる。

その後、アニメブームはさらに盛り上がり、『アニメージュ』も活動の範囲を広げていった。なかでも大きな出来事は、同誌の創刊に関わり、編集長を務めた鈴木敏夫が、雑誌編集を通じて高畑勲と宮﨑駿に出会ったこと。1982年からの原作漫画の連載を経て、1984年には徳間書店も製作に加わって、映画『風の谷のナウシカ』が誕生する。当時の貴重なレイアウトや原画、美術ボードなどの資料や同誌の誌面を通じ、雑誌から映像制作への展開、さらにスタジオジブリ設立までの歩みを追っていく今回の展覧会は、スタジオジブリの原点を振り返る試みでもあるのだ。

そのほか、ガンダムのプラモデルのジオラマ展示や、かつて『アニメージュ』につけられていた貴重な付録や広告物、さらに徳間書店が制作した他の映像作品など、出品作品は実に多彩だ。アニメーション作品のワンシーンや『アニメージュ』の表紙の中に入りこんで撮影ができるフォトスポットなどもあり、子供も大人も楽しめる展覧会となっている。

<開催概要>
『アニメージュとジブリ展』

会期:2024年1月5日(金)~1月21日(日)  ※無休
会場:大丸ミュージアム〈神戸〉
時間:10:15~19:00、最終日は15:30まで(入場は閉場30分前まで)※予約優先制
料金:一般・大学1,500円、高中1,000円、小学600円
公式サイト:
https://animage-ghibli.jp/ 

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