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「正しいアイコラの作り方」冒頭5分を公開、アニメ「四畳半神話体系」の影響も明かす

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「正しいアイコラの作り方」場面写真

映画「正しいアイコラの作り方」より、冒頭5分の本編映像が解禁。監督を務めた神谷正智と、原作者・水月一人のコメントも到着した。

小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載された水月の同名小説をもとに、神谷が青春ドラマ、コメディ、ミステリーの要素をあわせ持つ作品に仕上げた本作。河原に破棄されたエロ本を探して深夜徘徊していた主人公・富岳三郎が、路地裏で同級生のローカルアイドル・谷川あさひを見かけるも、翌朝のニュースで彼女の死体が発見されたことから物語が展開していく。坪根悠仁が三郎を演じ、ダブルヒロインのあさひ役に花音、剱鈴役に高石あかりがキャスティングされた。

このたびYouTubeで公開された映像は“私”のモノローグで始まり、三郎が河原にエロ本を拾いに行くシーンが映し出される。水月は「まさかこうして映像化される日が来るとは思わず、今は感無量の思いでいっぱいです」とコメント。神谷はテレビアニメ「四畳半神話体系」の影響を受けたことを明かしつつ「アレンジし過ぎかとも考えましたが、幸いにして映画は原作者の水月さんからも色よい反応を頂いており胸を撫でおろしました」とつづっている。

「正しいアイコラの作り方」は、2月10日から3月1日にかけて東京の池袋シネマ・ロサで上映後、全国で順次公開される。

※高石あかりの高は、はしごだかが正式表記

水月一人 コメント

原作の水月一人です。本作は10年も前に小説家になろうに投稿した作品なのですが、色々あってあまり日の目を見れない作品でした。
それがまさかこうして映像化される日が来るとは思わず、今は感無量の思いでいっぱいです。
それもこれも監督さんならびにスタッフの皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。

神谷正智 コメント

今回意識したのは水月さんの原作の良さを活かしつつ、自分なりに吸収した物で味付けをしていくことです。
特に大きく影響を受けたのが湯浅政明監督、森見登美彦さん原作のアニメ「四畳半神話体系」です。原作にある地の文を映像で表現するにあたり、それを「四畳半神話体系」の主人公「私」の一人語りのような膨大なナレーションで迎え打つ事にしました。脚本の初稿を書いた兄とも当初から「その方向性で行こう」と話しており原作の良さを活かしつつ、また別の魅力をもつ作品になるよう試行錯誤しました。
アレンジし過ぎかとも考えましたが、幸いにして映画は原作者の水月さんからも色よい反応を頂いており胸を撫でおろしました。観客の皆様にも楽しんでいただけると幸いです。