3人の女優を通じて母と娘の姿を描く、弦巻楽団「ピース・ピース」
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弦巻楽団 #39「ピース・ピース」ビジュアル
弦巻楽団「ピース・ピース」が、1月27日から2月3日まで北海道・生活支援型文化施設 コンカリーニョで上演される。
作・演出を弦巻啓太が手がける本作は、弦巻楽団の第39回公演。作中では3人の女優が“母”について語り、“母”を演じる姿を通じ、母から娘へ引き継がれる“祈り、願い、あるいは呪縛”を描き出す。出演者には赤川楓、佐久間優香、佐藤寧珠が名を連ねた。
弦巻は「これまで鍛えてきた『自分の書き方』から離れ、新たなことにチャレンジしようと思い、急遽生み出されたのがこの『ピース・ピース』でした」と語り、「観る方ひとりひとりの心の中に、それぞれ違う母の姿が浮かび上がる筈です」とコメントした。なお本作は「札幌演劇シーズン2024-冬」参加作品となる。
弦巻啓太コメント
自分はあと数年で50歳になります。これまでたくさん脚本を書いてきました。これまで鍛えてきた「自分の書き方」から離れ、新たなことにチャレンジしようと思い、急遽生み出されたのがこの「ピース・ピース」でした。近年の「自然な会話劇」に違和感を感じ、ではどんな会話劇が今現在に有効なのかを模索し、「ピース・ピース」はまず戯曲ではなく「小説」として執筆されました。それを解体しながらもう一度演劇にしていったわけです。
なぜわざわざそんなことを? もちろん、観客の皆さんとより深く舞台を共有するためです。観客の心の奥に響くことを願い、語りながら演じ、演じながら語る、モノローグのようなダイアローグのような舞台が生まれました。
観る方ひとりひとりの心の中に、それぞれ違う母の姿が浮かび上がる筈です。
弦巻楽団 #39「ピース・ピース」
2024年1月27日(土)~2月3日(土)
北海道 生活支援型文化施設 コンカリーニョ
作・演出:弦巻啓太
出演:赤川楓、佐久間優香、佐藤寧珠