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言葉とダンス、映像で紡ぐパフォーマンス 平井企画×Media工房「塔をめぐる話」

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平井企画×Media工房「塔をめぐる話」チラシ表

平井企画×Media工房「塔をめぐる話」が1月27・28日に東京・東中野バニラスタジオにて上演される。

これは旧約聖書「バベルの塔」の物語をもとにしたパフォーマンス作品。2020年に上演される予定だったが、コロナ禍により延期となり配信での試演、オンライン世界ツアーを経ての上演となる。

テキストには川端康成「片腕」、小川未明「黒い塔」、ニュース速報自動書き起こし「壊れた言葉」を使用。ダンス・振付を今村よしこ、企画・構成・声を平井光子、映像・映像技術をRob Morenoが手がける。上演時間は約45分。

上演に向けて平井は「平井企画×Media工房の次回作『塔をめぐる話』は、この『バベルの塔』の物語イメージを軸に、言葉とダンス、そしてプロジェクション・マッピング等の映像技術を融合させて生み出すパフォーマンスです。言葉と身体がバラバラに断絶し再接続されていく過程を創造的に描き出します。使用するテキストは、川端康成の『片腕』、小川未明の『黒い塔』の抜粋、そして2001年の同時多発テロ事件に関するニュース速報から音声認識技術による自動文字起こしで生成した錯誤を含んだテキストです。このパフォーマンスはコロナ禍という大災禍を経て変貌する世界における言葉の混乱に焦点をあて、現在から過去に向けて20年あまりの時間を3つのテキストとともにさかのぼります。通信技術の進化により、遠く離れた人々との即時コミュニケーションが可能になった今、互いに接点のない『身体』同士として交わされる言葉の変容に耳を澄ませます」とコメントした。

平井企画×Media工房「塔をめぐる話」

2024年1月27日(土)・28日(日)
東京都 東中野バニラスタジオ

ダンス・振付:今村よしこ
企画・構成・声:平井光子
映像・映像技術:Rob Moreno