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「みんながいて僕たちLienelなんだ」Lienel 初のワンマンライブ「Lien etelnel」レポート

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Lienel 1st One man live「Lien etelnel」12月28日(木) Zepp Haneda (撮影:笹森健一)

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6人組ダンス&ボーカルグループLienelが12月28日にZepp Hanedaにて自身初となるワンマンライブLienel 1st One man live「Lien etelnel」を開催した。
神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで4月29日行われたライブ「EBiDAN THE PARADE」にて結成発表、デビュー曲「LOVE Communication」を披露したLienel。
駆け抜けたデビュー年の総決算とも言えるライブの模様をレポートする。

Lienelの今の魅力を伝えきる!初のワンマンライブがスタート

定刻。

BGMが一段と大きくなり、開演の予感から客席からは歓声が上がる。暗転し、オープニング映像ののち、スモークのなか、6人のシルエットが現れる。その姿に一際歓声が大きくなる。

「みなさん、僕たちがLienelです!盛り上がっていきましょう!」という武田創世の言葉で始まったのは「Love Communication」。

生カメラでメンバーが抜かれるたびに客席からは歓声が上がり、そしてそのたびに会場の熱も上がっていくのが感じられる。曲中はカメラに抜かれた高岡ミロが隣にいた森田璃空の金髪を指差すとそこにLien(Lienelファンの総称)の声が呼応する。

一曲目からファンの心をわしづかみにしたところで、続いて「Neo ROMANTIC」へ。息の合った激しいダンスで魅了。サビ部分はLienも一緒になって体を動かし、一体感を高めていく。1人ずつ「未体験」というフレーズを口にする場面では客席からもコールが入る。

次の曲のイントロが始まり、「みなさん僕たちの名前、呼んでください!」と森田が呼びかけると、メンバーがスクリーンに映るたびに会場が名前を大合唱。そして始まったのは「純情シンドローム」。初ワンマンだという雰囲気を感じさせないほど、楽しそうな表情を弾けさせる。

高岡が客席を煽り、Lienのコールを引き出していく。そのコールは大きくなるばかりだ。最後はジャケットをはだけさせてバシッとキメた。

高岡が「僕たちのファーストワンマンライブ『Lien etelnel』始まりましたー!楽しんでるかーい?」というと、Lienが大歓声でお返事。すっかり会場は温かい空気となっている。

まずは自己紹介。

まずは芳賀柊斗が「みなさん楽しんで行きましょう!」と挨拶、近藤駿太は「ちょっと髪色変わりました」と笑顔。

高岡は「今日は観てくれている方全員を幸せにして帰します!」と宣言。そしてガラッと雰囲気が変わった森田は「髪色変えました。似合ってる?似合ってる?」とニコニコ。続く武田も「髪色変えました!」とのっかるが、実は少しキラキラをつけているだけなので、メンバーから「変わってない、変わってない」とツッコミを受けつつ、「今日はきてくれて本当に嬉しいです」とにっこり。最後の高桑真之は「このあとも健康第一で盛り上がっていきましょう」とあいさつを締めた。

U-NEXTでも生配信ということで可愛くカメラに向けてアピールしたあとは、「最高の思い出を作りましょう」とミロが呼びかけ、「Beautiful Music」をさわやかに。最後は肩を組んで笑顔を弾けさせると、「可愛いー!」という声が客席から飛んだ。

続いて、淡いライティングの中で切なさを感じる「Over Days」。感情たっぷりに歌い上げるそれぞれの表情に大人っぽさを覗かせる。物語性を感じさせてくれるダンスがよりムードを盛り上げていく。

「Don’t look back」ではスタンドマイクを使った演出にまた会場のボルテージが上がっていく。スタンドマイクを持ったまま、めまぐるしくフォーメーションも変わり、見応えは抜群だ。

序盤だけでもしっかりとさまざまなLienelの側面を見せたところで、最新配信曲の「親指☆Evolution!」を。鮮やかなライティング、くるくると回るミラーボールの光がきらめき、ポップな楽曲で全員が体を弾ませる。体を動かし、声を出していく構成に、今後さらに盛り上げ曲になっていくだろうことを予感させてくれる。そして楽曲自体もどこか懐かしさを感じさせるような振り付けや合いの手に老若男女魅了されてしまいそうだ。

Lienへの決め台詞に挑戦!カッコいいも可愛いもすべてが詰まったステージ

MCでは初披露となった「親指⭐︎Evolution!」の話題に。

高岡が「この会場にめちゃめちゃベテランで喋ったら笑いしか取れないっていうほどのリポーターが来ている」と話を振ると芳賀がリポーターに扮して、感想やイケメンポイントをメンバーにインタビューをし始めた。

まずはマイクを向けられた高桑は「初披露めちゃめちゃ緊張したんですけど、ミロが言ったようにここイケメンですよ、っていうポイントは『ネズミがちゅー』っていうところです!」。

続いては武田。「このかわいい青年に聞きましょう。どこから来たのかな、好きな食べ物ある?」と芳賀がマイクを向けると、「なめたけと、里芋と、納豆と、五穀米と……」と回答し、「渋い渋い!」とツッコミを受けた。

笑いをとったところで、「親指⭐︎Evolution!」については「みんな笑顔でやろうってリハーサルでも言っていて、幸福感もあって自然と笑顔になりました」とにっこり。

そして森田・近藤には「Don’t look back」について。「マイクスタンドを使ってパフォーマンスするのは初めてだったんですけど僕は(マイクスタンドを)運びながら歌うことが多くて、扱いがむずかしかった」と森田。そして「メンバーみんなと一生懸命練習したし、新鮮さもあってめっちゃ楽しかったです」。

近藤はマイクスタンドの角度にみんなでこだわったと言い、「途中、マイクスタンドの下の部分が璃空とひっかかって。ちらっと見たら金髪だったから『はがしゅー〜』と思ったら(芳賀の髪色も明るい)璃空じゃん、と思ってびっくりした」と森田の金髪にまだ慣れていないというエピソードを語った。

その後は高岡発案で「せっかくのワンマンライブだからやりたいことがあった。スクリーンを使って決め台詞やりたい」とカメラに向かって告白するという場面が。やることになったのは武田と高桑。武田は可愛く「全部大好きだよ」、高桑はクールに「大好きだよ」と2人とも指ハートで決めたが、言ったあとに恥ずかしがっていた姿が印象的だった。メンバーからも「かわいい!」の声が飛ぶ。

さらに、森田発案のペンライトウェーブで一体感を高めたところで「まだまだ盛り上がっていきましょう」と、続いて「kimito」へ。ここまでとは打って変わってシックなムードで、かつキュートさも織り交ぜつつ、届けた。さらに、より大人っぽさを感じさせる「Naby Blue」を披露し、ブリッジ映像へ。

ブリッジではファーストライブの「ファースト」にちなんで「初めてのパズルチャレンジ」の模様を。個性も見せつつ、チームワークを発揮し、65分で完成させた。

ちなみにVTRの最後には集中力が切れた回数が最後に発表されており、会場の笑いを呼んだ。

先輩たちの人気曲をカバー、それぞれが伝える熱いメッセージ

後半戦はそれぞれのダンスソロからスタート。先ほどまでの王子様のような装いから一転、ラフな衣装で登場し、気合いの入ったパフォーマンスを見せる。

そして次の曲のイントロが流れ出すと一際大きな歓声があがった。ここからは先輩グループの楽曲をカバー。

まずはONE N’ONLYの「Category」。普段のLienelとは異なるワイルドさを見せた。

歓声が続く。BUDiiSの「Magic」。BUDDiiSでもお馴染みの囁きパートではひときわ大きな声が上がった。

そしてカバーメドレーを締めくくるのは超特急の「No.1」。しっかりと客席から掛け声がかかるのがさすが。さらに曲中でもキレのあるダンスを見せていく。Lienelの世界観にもハマる選曲で会場の熱をあげた。

そして間髪入れずに「Party Now!」、「Summer Boy!Summer Girl!」を披露。「Summer Boy!Summer Girl!」ではタオルを回し、クラップをし、ライブ後半にふさわしくゴキゲンな楽曲で盛り上げた。

行き着く間もない怒涛のセットリストで駆け抜けてきたワンマンライブ。早くもラスト1曲だと高岡が告げると会場からは思わず「えーっ!」の大合唱となった。

後半戦を振り返ったあと、メンバーそれぞれからメッセージが。

まずは高桑から。「僕はEBiDANを長くやっていて、ミロと一緒に研究生でもやってきて、ライブをたくさんたくさん重ねてきましたけど、今日のライブが人生で一番最高のライブになりました」。

続く森田は「記念すべき最初のワンマンライブがこんなに大きなZepp Hanedaの会場でパフォーマンスできることが、本当に嬉しかったです。このワンマンライブに向けていろいろ不安だったり、悩んだこともあったけど、今日は6人でステージに立てたことが嬉しいですし、何よりLienの皆さんと会えたこと、笑顔をたくさんみれることができて幸せです。ありがとう」と感謝の思いを伝えた。そして、両親への感謝の気持ちを伝えているところでは涙に言葉を詰まらせる場面も。

「地元の大阪から出て東京で過ごしてみるとお母さんとお父さんの大変さを知ることができました。こうしてステージに立てたのも両親が支えてくれたからだと思っているし、両親には感謝しないといけない、と思いました。息子が璃空でよかったと、思ってもらえるような人になりたいです」と涙で声を滲ませながらいうと、会場からは思わず拍手が。Lienにも何度も感謝の気持ちを口にし「これからもLienのみんなにもっと笑顔や幸せを届けたいと思っているし、もっと大きなステージに立って、Lienのみなさんに恩返しできるようにがんばります」。

高岡は「今日ここでLienと会えたのはこれまで小さい頃から支えてくれた人や、これまで一緒にステージにたった先輩や同期だったり、お客さんであったり、マジボ(MAGiC BOYZ)のメンバーだったり、ひとりひとりの何気ない選択が今日僕をここまで導いてくれたんだな、ってこのステージに立って確信しました。今この話をしているのはデビューできたから美談になっているけど、本当に当時目指しているときは、ただただデビューを目指して突っ走る一心でした。こうして僕にチャンスをくれた事務所の人だったり、メンバーのみんなだったりファンのみんなだったり、1人1人の小さな力が僕の背中を僕の背中を押してくれたんだな、と思います。このステージに立てて、僕は今とても幸せです!」とここまでを振り返って思いを伝えた。

近藤は「北海道から上京してきて、2 年間から3年間はレッスンも週に1回しか受けられるか受けられないかで、初めてステージに立ったのが15歳、デビューするまでに2、3回しかステージに立ったことがなかったんですけど、研究生の間に応援してくれたファンの方とか、東京についてきてくれた両親に、今日恩返しができたんじゃないかなと思います。デビューしてからファンになってくれた人にもこの8ヶ月の頑張った成果が見せられてよかったです。北海道から出てきてよかったな、と思えたステージでした」。

そしてグループ最年長となる芳賀。「デビューして8ヶ月経ちましたが、デビューする前も練習期間やいろいろあって、先生に怒られたりとか、課題も見つかって僕自身不安なこともありました。最年長ということもあり、結構なプレッシャーもあったんだけど、こうしてリリイベだったりワンマンライブに来てくださるからこそ、とても嬉しいですし、ここまで人が集まってくれるんだな、というのに驚きですし、とても感謝しています。もっと僕たち前に進んでいきますのでついてきてくださると嬉しいです」と、途中、涙も堪えつつ、伝えた。

ラストは武田。ワンマンライブの開催がサプライズで発表されてからしばらく実感が湧かないままだった、と振り返り、「だんだんワンマンに向けて想いが強くなったり、リリイベでLienのみんなと距離を縮められて、僕たちの支えになりました。Lienみんなに感謝しているし、支えてくれるスタッフのみなさんだったり、5人のメンバーに支えてもらってばかり。今、こんな大きな舞台でたくさんLienと幸せな時間を共有できて人生で幸せです」と関わる全ての人への感謝を伝えた。

「LienelとLienのみんなでこれからも絆を深めていきたいです」と森田からコールされた最後の楽曲は「Fly High」。紙吹雪が舞う中、Lienelの思いとこれからを感じさせるような楽曲だ。

最後まで歌い終えて高岡は「やっぱり僕たちLienelは6人だけじゃない。みんなもいて僕たちLienelなんだな、って実感しました。これからも突き進んでいきます。これからも応援よろしくお願いします」と強い思いを伝えた。

初のツアーの発表 これからもLienelから目が離せない

すぐに始まった大きな「アンコール」の声に答えて再び登場したLienel。

近藤の「まだまだ僕たちと盛り上がりましょう!」と言葉と共にアンコール一曲目に披露したのは「Love Me Madly」。赤いライティングの中、情熱的な恋の歌を歌い上げた。

そして初のワンマンライブを締めくくるのはLionelの始まりの曲とも言える「Love Communication」。芳賀が「まだ行けるよね?もっと楽しんでいきましょう」と煽る。

曲中はメンバー同士がくっついたり、カメラに向かって満面の笑みを向けたり、それぞれがステージの端から端へと移動し客席にむかって全力で手を振り、銀テープを舞い、最後までLienを楽しませた。

初めてのワンマンライブ、大成功を収めたLienel。

まだここは始まりであり、これから長い長い道が続くはずだ。しかし、その道はきっと楽しく輝くものであることを感じさせてくれた。

さらにライブの後には、初のツアー開催を発表され、Lienを喜ばせた。来年のLienelからも目が離せない。

取材・文:ふくだりょうこ 撮影:笹森健一

『Lienel 1st Live Tour 2024 〜My Youth〜』開催決定!

【大阪】松下IMPホール
2024年5月12日(日) 開場16:00/開演17:00

【東京】日本橋三井ホール
2024年5月19日(日)
≪1部≫開場13:00/開演14:00
≪2部≫開場17:00/開演18:00

詳細はこちら:
https://lienel.jp/news/news947/

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