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蓮沼執太フィル、LIQUIDROOMにハッピーターン舞ったニューイヤーコンサート

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「蓮沼執太フィル・ニューイヤーコンサート2019」の様子。(撮影:後藤武浩)

蓮沼執太フィルが1月7日に東京・LIQUIDROOMでニューイヤーコンサートを開催した。

2018年7月に約4年半ぶりの新作となったアルバム「ANTHROPOCENE」をリリースし、8月には総勢26人からなる新プロジェクト・蓮沼執太フルフィルのお披露目公演「フルフォニー」を東京・すみだトリフォニーホールで行った蓮沼執太フィル。今回およそ6年ぶりに行われたニューイヤーコンサートにはTakaoがオープニングアクトとして登場した。Takaoは蓮沼がデビューアルバム「Stealth」を称賛したユニットで、彼らは心地よく広がるエレクトロサウンドで会場を包み込んだ。

Takaoの30分にわたるパフォーマンスが終了すると、蓮沼執太フィルがステージに登場。代表曲「ONEMAN」でライブの幕を開け、一体感のある演奏でオーディエンスを一気に魅了する。1曲目を終えるとゴンドウトモヒコ(Euphonium)は、サプライズで用意していたという“お年賀”を客席にばら撒き、会場を大いに沸かせた。続けて環ROYの楽曲「YES」や、複雑なリズムが絡み合う「ZERO CONCERTO」、ラップとオーケストラが迫力のセッションを繰り広げる「Hello Everything」など、蓮沼フィルのライブでは定番の楽曲群が次々と披露された。

ここで蓮沼がゴンドウに「何を投げてたんですか?」と尋ね、お年賀は「ハッピーターン」であることが判明。「ハッピーターンを嫌いな人はいない」と語るゴンドウからハッピーターンが入った袋を渡された蓮沼は、客席に投げ入れるかと思いきや最前列の観客に1つひとつ手渡すという紳士ぶりを発揮し、笑いと歓声が入り交じった喝采を浴びるひと幕もあった。

そしてライブは最新アルバム「ANTHROPOCENE」の収録曲「off-site」や昨年8月の「フルフォニー」で初披露された「Fullphony」など、新しい楽曲を交えたセットリストでクライマックスへ。メンバーたちは「NEW」「wannapunch!」「Juxtaposition with Tokyo」を畳みかけ、本編の幕を下ろした。

アンコールの声に応えた蓮沼フィルはJimanica(Dr)が刻むリズムに合わせて再びステージに登場。全員が着席したところで蓮沼のカウントから「Earphone & Headphone in my Head - PLAY0」が始まり、蓮沼と木下美紗都(Cho)が伸びやかなツインボーカルを響かせる。さらに「Anthropocene - intro」から「Meeting Place」をメドレーでつなぐと客席からは歓声が沸き起こった。最後に蓮沼は「ありがとうございました! いい1年にしましょう!」と語り、ニューイヤーコンサートを締めくくった。

「蓮沼執太フィル・ニューイヤーコンサート2019」2019年1月7日 LIQUIDROOM セットリスト

01. ONEMAN
02. YES
03. ZERO CONCERTO
04. Hello Everything
05. off-site
06. FULLPHONY
07. NEW
08. wannapunch! - Discover Tokyo - Sunny Day in Saginomiya
09. Juxtaposition with Tokyo
<アンコール>
10. Earphone & Headphone in my Head - PLAY0
11. Anthropocene - intro~Meeting Place

※記事初出時、キャプションに一部誤りがありました。訂正してお詫びいたします。