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Da-iCE、大阪城ホール2DAYSで「BET」ツアー完遂!1万人の歌声に「本当に幸せです」

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Da-iCE(Photo by Nozomi Nakajyo)

Da-iCEが本日1月14日に大阪・大阪城ホールにて全国ツアー「Da-iCE 5th Anniversary Tour -BET-」のファイナル公演を行った。

8月にリリースされたアルバム「BET」を携え、全国各地で合計21公演が行われた今回のツアー。Da-iCEにとっては初めての大阪城ホール2DAYSという形で行われたツアーファイナルには、各公演約1万人のファンが詰めかけた。

会場が暗転し、ステージを覆う幕に映し出されたオープニングムービーに「Final」の文字が浮かぶと、会場からは「わあっ」と大きな歓声が上がる。幕が開き、上昇する5枚のLEDパネルの奥から姿を見せた5人は「It's not over」でパワフルにツアーファイナルの火蓋を切って落とし、花村想太は「行こうぜ大阪!」と叫び声を上げた。疾走感のある「Limits」のイントロが鳴ると、想太はかけていたサングラスを外して一層の歓声を誘う。力強いロックサウンドに乗って、5人はクールに躍動。冒頭から気合いのみなぎるパフォーマンスを見せ、場内の熱気を高めていった。

最初のMCでは想太が客席を見渡して「最終日にふさわしい皆さんでしょうか!?」と呼びかけ、工藤大輝が「ふさわしいでしょう!」とうれしそうに満員の客席に感謝を伝えた。「ファイナルにふさわしい、最高の1日にしてくれますか!?」という想太の声から始まったのは、コール&レスポンスで盛り上がるライブの定番曲「トニカクHEY」。5人はトロッコに乗ってステージを飛び出し、ファンのすぐ近くで声を求めていった。そののち会場がサーチライトに照らされると、ムードは一変する。ステージにはルーレット台が設置され、このテーブルをほの暗く照らす照明の下、メンバーは「Flash Back」を披露。トランプやテーブル、椅子を効果的に使ったパフォーマンスで曲の世界観をぐっと深め、聴衆の視線を引き付けていた。

クールでエッジィな楽曲を畳み掛けた序盤を駆け抜けると、Da-iCEはジャケットスタイルに衣装チェンジして再登場。「Bodyguard」で赤いドレープカーテンをバックにきらびやかなパフォーマンスを見せてファンの目を楽しませる。一筋のスポットライトに照らされた大野雄大が冒頭パートで美しいアカペラを聴かせたのは「恋ごころ」。雄大と想太は切なさのにじんだ歌声を響かせ、大輝、岩岡徹、和田颯の3人は感情を身振りに乗せた豊かな表現で楽曲の世界観を描き出していった。

「恋ごころ」の余韻が客席に残る中、想太は「次の曲はアルバム『BET』で初めて僕らが挑戦した、ジャズを取り入れたナンバーです」と言ってパチンと指を鳴らした。すると、ピアノの前に座る大輝の姿が照明の中に浮かび上がり、大輝はシャツの袖をまくって鍵盤の上にそっと手を置く。続く「リグレット」は大輝のピアノと想太、雄大のボーカル2人によるセッションという形で届けられ、ハイチェアに座った想太と雄大は大輝の伴奏に乗せて息ぴったりのハーモニーを響かせてみせた。またこの曲の中で徹はハンガーにかけたコートを女性に見立てた“ペアダンス”を、颯はタップダンスを披露。5人それぞれのパフォーマンスには観客からは大きな拍手が送られ、曲を終えると想太は「5人それぞれがこの曲で初挑戦をしました。この挑戦が皆さんの背中を押せたら、という思いでやらせていただきました」と思いを伝えていた。

こののちにはアルバム「BET」のリード曲「BET」が届けられ、想太が曲前に話した「より大人な僕らを見てもらおうかなと思い、作った曲です」という言葉通り、5人はラグジュアリーなムードを全身にまとわせるような艶のあるダンスを踊る。「Fly Higher」ではメンバーの振りに合わせてペンライトの光が左右に揺れ、ステージの端から端まで大きく広がったメンバーはこの光景を笑顔で見つめた。想太が「大阪城ホール、まだまだこんなもんじゃないよね!?」と問いかけると「Up to the Stars」へ。ボーカルの2人の歌声は一層熱を帯び、ヒートアップするステージ上の空気を受け取ったオーディエンスもまた力強くペンライトを上下に振り、場内の一体感は高まっていった。

少しのインターバルを挟み、5人がさわやかな白のカジュアルルックに着替えるとライブも終盤。Da-iCEは「君色」「わるぐち」と温かなミドルチューンを続けたのち、最新シングル曲の「雲を抜けた青空」を披露した。刻々と色を変える空の映像がビジョンに映し出されドラマティックなムードが演出される中、想太と雄大は声色を巧みに操りながら、優しくも力強い圧巻のボーカルを聴かせて聴衆を圧倒する。続く「この曲のせい -5 Voice & Acoustic ver.-」ではパフォーマーの3人も歌声を届け、「ラララララララ大阪」というフレーズの合唱で会場が1つになる。そして人気曲「TOKI」と「Bamby Ride」で5人が再びトロッコで場内を一周するとラストスパートへ。メンバーは小型カメラで客席の笑顔を捉えたり、サインボールを投げ入れたりしながら、ファンとの距離を一層縮めていく。そして華やかなアップチューン「TOKYO MERRY GO ROUND」でステージに戻った5人は、きらびやかな照明に照らされる中でエネルギッシュなダンスパフォーマンスを見せて、この日一番の高揚を作り出した。

本編最後の曲を前に、想太は「僕たちの結成当初からの思いをこの曲に込めました」とファンに伝えた。最後を飾った「いつか…」は、想太と雄大が作詞したバラード。彼らはまっすぐな歌声をオーディエンスに届け、パフォーマーの3人はしなやかなダンスパフォーマンスで曲に思いを込める。5人が見せた情熱的な歌とダンスを、ファンは熱い眼差しで静かに見つめていた。

止まない「Da-iCE」コールを受けて会場に戻った5人は「エビバディ」でアンコールをスタートさせた。スタンド席の扉から登場したパフォーマーが客席通路を駆け抜けて熱狂に再度火を点けると「パラダイブ」では客席から大合唱が5人に送られ、雄大は「最高の思い出をありがとう!」と笑顔を弾けさせた。また、アンコールでは今後の作品リリースや過去最大規模の全国ツアー決定など2019年のDa-iCEの活動が次々に発表される場面も。想太は改めて5年間の活動を振り返り「悔しいことも楽しいこともたくさんありましたけど、5年経ってこんなに多くの方にDa-iCEを知ってもらえて……本当に幸せです」と思いを語った。

21公演を駆け抜けたツアーの最後を飾ったのは、ライブ後の幸せな余韻を歌う「Live goes on」。大輝が作詞作曲を手がけたこの曲を、5人はファンと声を合わせながら歌ったが、曲が終わると再び「Live goes on」のメロディが場内に流れ出す。「何、何?」と焦った様子を見せるメンバーをよそに、観客は5人へのサプライズとして最後にこの曲の大合唱をプレゼント。1万人の歌声に驚きながらも耳を傾けたメンバーは、感慨深げな表情を浮かべ「ヤバい!」「みんなありがとう!」と思いを伝えていた。

Da-iCE「Da-iCE 5th Anniversary Tour -BET-」 2019年1月14日 大阪城ホール セットリスト

01. It's not over
02. FAKESHOW
03. Limits
04. トニカクHEY
05. Back To The Future
06. Flash Back
07. Bodyguard
08. 恋ごころ
09. リグレット
10. BET
11. Blackjack
12. Fly Higher
13. Up to the Stars
14. 君色
15. わるぐち
16. 雲を抜けた青空
17. この曲のせい -5 Voice & Acoustic ver.-
18. TOKI
19. Bamby Ride
20. TOKYO MERRY GO ROUND
21. いつか…
<アンコール>
22. エビバディ
23. パラダイブ
24. Live goes on