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「PERFECT DAYS」役所広司、演技を語る「100年後に観られても古くならない映画を」

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ナタリー

「PERFECT DAYS」場面写真

ヴィム・ヴェンダースの監督作「PERFECT DAYS」より、主演を務めた役所広司が演技について語るインタビュー映像がYouTubeで公開された。

東京・渋谷でトイレ清掃員として働く男・平山の日々を描いた本作。平山を演じた役所は第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の最優秀男優賞を受賞した。そのほか柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、三浦友和らがキャストに名を連ねている。

役所は役を演じる際について「気分は自分じゃないですね」と話し、「演じている人物の気分で、こういうときは人間としてこういうリアクションをするかな?って考えている」と話す。今回の平山役はセリフが少ないため覚える作業はなかったと言うが「全体のシナリオの流れから見て、どうやってここに至っているのか『こういうふうに決めたら辻褄が合うかな』と考えていますね」と明かした。

ヴェンダースに関しては「50年後、100年後に観られても古くならない映画を目指しているんじゃないかなと思いますね」と述べる。また、役所は小津安二郎の作品にも言及し「若い頃観たときは『何が面白いんだろう』って思ってましたけど、自分が歳取ってきたり家族ができたりすることによって、深みがある映画だってことに初めて気が付くし、できればそういう映画に出たいなあ」と希望を口にした。

「PERFECT DAYS」は全国で公開中。

(c) 2023 MASTER MIND Ltd.