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20歳の国「長い正月」開幕に石崎竜史「残酷さと愛おしさを体感して」

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ナタリー

20歳の国「長い正月」より。(撮影:金子愛帆)

20歳の国「長い正月」が昨日12月29日に東京・こまばアゴラ劇場にて開幕した。

「長い正月」は、2012年に結成された20歳の国による6年ぶりの劇場公演。主宰の石崎竜史が作・演出を務め、菊池夏野、Q本かよ、熊野晋也、櫻井成美、田尻祥子、埜本幸良、藤木陽一、山川恭平が出演する。

舞台は東京の多摩村。神社の隣のちっぽけな酒屋には、家をどうにか守りながら新年を迎えようとする家族がいて……。本作は、1924年から2024年までの“正月”という時間を、とある家族の姿を通して描く、“ささやかな大河劇”となる。

開幕に際し、石崎は「街中で『よいお年を』が飛び交う年の瀬の最中、『長い正月』初日の幕が上がりました。20歳の国としてはコロナ禍を挟み、約6年ぶりの劇場公演、最初で最後のこまばアゴラ劇場公演となり、感謝も感慨も一入です。本作『長い正月』は、“ささやかな大河劇”と銘打ち、とある家族の大正~令和の100年間を100分で描く演劇です。平均1年1分計算。戦時中は10分弱、コロナ禍にいたっては3分足らず。歴史を語る上で欠かせない、“大きな”出来事たちが一瞬で過ぎ去っていく中で、10年20年かけて漣のように一家の中で広がっていく“小さな”事件の連続を描きました。年末に家族でテレビをだらだら観る時のような感覚で、他愛ない会話が延々と連なる先に見える時間の残酷さと愛おしさを体感して頂ければ幸いです。年末年始、劇場でお待ちしております。よいお年を」とコメントした。上演時間は約1時間40分。公演は1月8日まで行われる。

20歳の国「長い正月」

2023年12月29日(金)~2024年1月8日(月・祝)
東京都 こまばアゴラ劇場

作・演出:石崎竜史
出演:菊池夏野、Q本かよ、熊野晋也、櫻井成美、田尻祥子、埜本幸良、藤木陽一、山川恭平