監督・戸田彬弘、「市子」で杉咲花・中村ゆりが口ずさむ童謡「にじ」を語る
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                            「市子」より、杉咲花演じる川辺市子。
映画「市子」より、劇中で登場する童謡「にじ」に関する監督・戸田彬弘のコメントが到着した。
恋人からのプロポーズ翌日に忽然と姿を消した女性・川辺市子を主人公とした本作。抗えない境遇に翻弄された彼女の壮絶な過去と真実がつづられる。市子に杉咲花、市子と3年間一緒に暮らしていた恋人・長谷川義則に若葉竜也、市子の母・なつみに中村ゆりが扮した。
劇中で市子となつみが口ずさんでいる「にじ」。杉咲は本作のもっとも好きな場面として、「にじ」の鼻歌を歌いながら歩くラストシーンを挙げている。戸田は「この曲は1990年に発表された曲です。川辺家では、市子が3歳になり、翌年には幼稚園に通う時代。当時の母・なつみの心情を思うと、この先、市子のことをどうしてあげたら良いのか、毎日思い悩んでいたように思います」と伝える。さらに「市子は、その母の面影をこの歌を通して感じ、自身が踏ん張る時に自然と口ずさんでいたんだろうと、そのように思っています」とつづった。
「市子」は全国で公開中。
(c)2023 映画「市子」製作委員会

