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舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』、初のファンミーティング開催

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撮影:五月女菜穂

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2022年7月からTBS赤坂ACTシアターでロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』。小説『ハリー・ポッター』シリーズの作者であるJ.K.ローリングと共に、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーンの3人が舞台のために書き下ろした物語で、小説の最終巻の19年後を描いた作品だ。2023年12月26日(火)、日本公演初となるファンミーティング『年末ファン大感謝祭2023』が東京都内で開催され、アルバス・ポッター役の藤田悠と福山康平、スコーピウス・マルフォイ役の門田宗大と西野遼が作品への思いを語った。

この日のイベントは、ロン・ウィーズリー役・石垣佑磨の司会のもと進行。抽選で選ばれた観客(倍率は50倍以上だったそう!)が会場に集まったほか、オンラインでの配信も行われた。

最初に、アルバス役とスコーピウス役の4人がファンから寄せられた質問に回答するコーナーが行われた。劇中の好きなシーンやセリフを問われると、西野は「僕は図書室のシーンが一番好きですね。アルバスとスコーピウスの一度壊れてしまったものが、また新しいものに形になっていく感覚がある。大切に演じているシーンです」。

これまでのパパ(ハリー・ポッター/ドラコ・マルフォイ)の違いを聞く質問で、福山は「(これまで共演した)パパは6人いますからね(笑)。どう違うか話したら何日もかかる」と笑いながら、「それぞれに好きなシーンがありますね。(藤原)竜也さんの熱量と喧嘩できるシーンも好きだし、(石丸)幹二さんや藤木(直人)さんとのラストシーンは温かい気持ちになるし......」などと話していた。

ロングラン公演の中で忘れられないことを聞かれた藤田は「キャストが卒業していってしまうのが辛いです。直接そんなに関わらなかったとしても、『この人はこういうところで芝居にこだわりを持ってやっていたんだな』ということがもう2度と見られないのかと思うと泣きそうになる」。一方の門田は「あまた失敗をしてきていますが......一番はデルフィー役の美山加恋ちゃんがデビューする日のこと」と言い、「杖を階段の上から落としちゃったんです。落ちた先に加恋ちゃんがいて。その後こっそり僕に杖を渡してくれたんです」と明かしていた。

続いては、ホグワーツの寮(グリフィンドール/スリザリン/ハッフルパフ/レイブンクロー)に分かれたクイズ大会。「演出」「劇場」「キャスト」のジャンルでそれぞれ10、20、30、40点の問題が用意されており、キャスト4人が問題を選択して答えていく。会場の観客1人から答えを聞くことができる「会場オーディエンスチャンス」や配信で視聴している観客からのコメントを閲覧できる「配信コメントチャンス」を使いながら、「舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』、東京での上演は世界で何番目になるか?」「1回の公演で登場する衣装の数はいくつか?」といったなかなかマニアックな問題に挑戦していた。

12月30日(土)でハリー・ポッター役を卒業する藤木直人からのビデオレターも披露されたほか、キャストによる見送りと盛り沢山の内容で、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が多くのファンに愛されていることを感じる時間だった。

なお、作品の魅力を紹介するYouTubeチャンネル「HP STAGE【舞台ハリポタガイド】」が開設されることもイベント内で発表された。ぜひ2024年も舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』をお見逃しなく!

取材・文・撮影:五月女菜穂

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』チケット情報
https://t.pia.jp/pia/events/harrypotter-stage

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