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『ムットーニワールド からくりシアターⅤ』2月3日より開催 自らが作中のストーリーを語る上演会も

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《サーカス(部分)》2019年©MUTTONI

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2024年2月3日(土)、八王子市夢美術館で『ムットーニワールド からくりシアターⅤ』展が開催される。2009年より始まった「ムットーニワールド からくりシアター」シリーズの第5弾で、実に6年ぶりとなる展覧会だ。

ムットーニこと武藤政彦は、粘土を使って一体一体丁寧に作った人形を、美しく彩られた木製のからくり箱に配置して、独自の物語を紡ぐアーティスト。人形たちはそれぞれバックグランドを持ち、淡い光と効果音が流れるからくり箱の中で、数分間の限られた人生を生きる。

古き良き映画のワンシーンを見るような場面設定はもちろんのこと、照明、音響、舞台転換、それらを実現するために必要な電気の配線など、すべてをムットーニ本人が行っている。作品のなかには文学作品をモチーフにしたものも多く、世田谷文学館や前橋文学館など、文学館でコレクションされているのも特徴だ。同展でも昭和初期に活躍した詩人・中原中也の代表作「サーカス」を作品化した《サーカス》を筆頭に、お馴染みの代表作から近作・新作まで、約20点が紹介される。

展示室は5つのエリアに分かれており、作品はスケジュール(館内、美術館ホームページでも提示)に合わせて、1エリアにつき1台が常時稼働(ただし最大5分程度のインターバルあり)。いつ入場しても稼働中の作品を見ることができるが、ムットーニの世界をより堪能したい人には、作品の稼働に合わせて作中のストーリーを作家本人が語る「上演会」に参加することをお勧めする。いわゆるヴィジュアルストーリーテリングともいえるこの手法は、ムットーニの語りと自動からくり人形のノスタルジーや哀愁漂う物語があいまって、ムットーニ作品の唯一無二の魅力を見る者に届けてくれるだろう。

上演会は、会期中の土・日・祝日、14時~と16時~、1日2回が予定されている。1回につき45分程度で、観覧料を払えば参加は無料。詳細は美術館ホームページで確認を。

<開催概要>
『ムットーニワールド からくりシアターⅤ』

会期:2024年2月3日(土)〜3月24日(日)
会場:八王子市夢美術館
時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合開館翌日休)
料金:一般700円、大高・65歳以上350円
公式サイト:
https://www.yumebi.com

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