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毎年恒例『三井家のおひなさま』2月10日から 三井家の夫人や娘たちが大切にしてきた品々を公開

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内裏雛 三世大木平藏製 明治28年(1895) 三井記念美術館蔵

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東京・日本橋の三井記念美術館では、2024年2月10日(土)より、『三井家のおひなさま』が開催される。三井家の夫人や娘達が大切にしてきたひな人形やひな道具を一挙公開する、この時期恒例の展覧会だ。

三井家ゆかりのひな人形やひな道具は、その所有者がわかるよう、収納の外箱にそれぞれ「お印」がついていた。一番古いものは、北三井家十代・三井高棟(たかみね)夫人・苞子(もとこ、1869-1946)の巴印のひな人形で、実家の旧富山藩主前田家から伝わったものや、明治25年の結婚後に新調したもの、さらに江戸時代から三井家に伝来したものと時代をまたぐ。享保雛、立雛、内裏雛、そして幕府御用も務めた京の人形師・雛屋次郎左衛門の次郎右衛門雛など種類が豊富なのも特徴的。

大正9年、旧福井藩主・松平家より北三井家十一代・三井高公(たかきみ)に嫁いだ鋹子(としこ、1901-76)のそれは、小蝶印のひな人形。日本橋十軒店の名工・二代永徳齋製の作品とともに、牡丹唐草蒔絵の装飾が施された、精巧なひな道具にも注目したい。

前述の高公の一人娘で、後に浅野家に嫁いだ久子の永印のひな人形は、幅3m、高さ5段の段飾りが一際豪華だ。こちらは京都の丸平大木人形店、五世大木平蔵に注文してあつらえた注品。同展では近年まで浅野家で行われていた段飾りを再現する。

最後は、高棟と苞子の三女として生まれ、大正8年に伊皿子三井家に嫁いだ興子(おきこ、1900-1980)の球印のひな人形。四世大木平藏製の明治時代のひな人形や、子供たちが「ことろ遊び」をする子供人形も紹介する。

さらに今回は、三井家と縁の深い京都の人形司「丸平大木人形店」の資料室・丸平文庫から出品される、歴代の大木平藏が手掛けた雅な京人形の特別展示も必見だ。

同展は、同時期、静嘉堂@丸の内で開催中の『岩﨑家のお雛さま』との相互割引も。講座などの関連イベントあるので、詳細は美術館ホームページで確認を。

<開催概要>
『三井家のおひなさま 特別展示 丸平文庫所蔵 京のひなかざり』

会期:2024年2月10日(土)〜 4月7日(日)
会場:三井記念美術館
時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(2月12日、2月26日は開館)、2月13日(火) 、2月25日(日)
料金:一般1,000円、大高500円
公式サイト:
https://www.mitsui-museum.jp/index.html

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