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ピアノデュオ「兄ーズ」初のリサイタル

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双子の高校生の山下順一朗&宗一郎によるピアノデュオ「兄ーズ」が3月16日(土)にHakuju Hallにて初のリサイタルに臨む。「PIANO LAND 2024」と銘打ち、自分たちが「大好きだ」というクラシックにアニソンやJ-POPなどジャンルをまたいだ構成になるというリサイタルに向けた意気込みを語ってくれた。

兄(順一朗)と弟(宗一郎)による双子のデュオなのに、なぜ「兄ーズ」かというと、彼らの下に弟と妹がおり、4人きょうだいの“兄たち”だから。幼少期からピアノを始め、当初はソロで活動していたが、親の勧めで小4の時に連弾を始め、ピティナ・ピアノコンペティション全国大会8年連続出場、大阪国際音楽コンクール連弾部門優勝などの実績を重ね、海外の演奏会にも招聘されるほどの活躍を見せている。

そんな2人にとって、今回は初の有料リサイタルとなる。プリモ(※連弾の高音パート、メロディ)の宗一郎は「コンクールだと減点されないための演奏になるけど、今回は何よりもお客様に楽しんでもらいたい。観客と一体となって音楽をつくり出したい」と語り、セコンド(※連弾の低音パート、伴奏)の順一朗も「お金をいただいて演奏する初めての機会で、責任も感じていますが、何より来てくださったお客様が笑顔になって帰ってもらえるようなリサイタルにしたい」と意気込みを口にする。

前半はドヴォルジャーク「スラヴ舞曲op.46-5」にメンデルスゾーン「アンダンテと華麗なるアレグロop.92」などのクラシックを中心にし、後半はジブリやディズニー、さらにYOASOBIのヒット曲「アイドル」やYouTubeチャンネルで大きな反響があったという竹内まりやの「いのちの歌」など多くの人に楽しんでもらえる構成になっているという。

ピアノのことから日常のことまで「1日に2回以上はケンカします」と言いつつ、互いについて順一朗が「宗一郎はイケイケで前向きな性格。うたうようにメロディを弾くのが上手」と言えば、宗一郎は順一朗を「慎重で全体を客観的に見てくれるセコンドなので、すごく助かっています」(宗一郎)と互いをよく見て、最高のパートナーとしてリスペクトしている。

現在、同じ都内の私立高に通うが、8歳の弟が生まれつきの難病を抱えており、「弟を治したい」との思いで2人とも医者になることを志しており、ピアノと並行して受験勉強にも励んでいる。「医学部合格」に加え、ピアニストとしての目標は「たくさんの人に楽しんでもらいたいし、もっと有名になりたい(笑)。インスタのフォロワー数やYouTubeの再生回数ももっと増やしたい!」(宗一郎)とのこと。リアル「コウノドリ」のような医者とピアノの“二刀流”の誕生に期待したい。

取材・文:黒豆直樹

■公演情報
兄ーズ 〜PIANOLAND2024〜

日程:2024年3月16日(土) START 14:00〜
会場:Hakuju Hall
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/annies/

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