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瑛太の色気は若かりし頃の高倉健!「闇の歯車」緒形直人が印象語る

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「闇の歯車」初日舞台挨拶の様子。左から緒形直人、瑛太、山下智彦。

「闇の歯車」の初日舞台挨拶が本日1月19日に東京・丸の内TOEIで行われ、キャストの瑛太、緒形直人、監督を務めた山下智彦が登壇した。

藤沢周平の同名小説を「鬼平犯科帳 THE FINAL」の山下が実写化した本作は、現金700両の強奪をたくらんだ男たちの運命を描くサスペンス。瑛太が闇に生きる主人公・佐之助、緒形が病身の妻を持つ浪人・伊黒清十郎を演じた。本日体調不良のため出席の叶わなかった橋爪功が、佐之助に現金強奪の話を持ちかける謎めいた男・伊兵衛に扮している。

司会から橋爪が体調不良と聞かされると、瑛太は真っ先に「どうしたんですか、本当ですか」とあっけらかんと疑い笑いを誘う。代読された橋爪からの手紙には「芝居中に伝わってくる色気、こちらの想像を超えてくる芝居。気持ちよく乗せてもらいました。またぜひ時代劇で共演したい」と瑛太との初共演に関する記述も。そして「舞台挨拶で緊張してるかもしれない瑛太をもり立ててやってください」という言葉に、瑛太も思わず笑みをこぼしていた。

瑛太は「うれしいですね。本当にお体に気を付けてください」と気遣いながら、「初共演ですが、すごくリラックスして芝居ができた。橋爪さんのおっしゃる『時代劇で』という意味をしっかり考えていきたい」とコメント。緒形が「闇の歯車」における瑛太について「本当に着流しとかつらが似合う。なんと言っても色気。若かりし頃の高倉健ですよ」と評すと、客席からも「ああ」と納得の声がもれていた。

瑛太は本作のオファーが、ちょうど大久保利通役で出演したNHK大河ドラマ「西郷どん」の撮影中だったことに触れる。「1年3カ月も撮影が続いたので、正直『また時代劇か……』と思い、自分のモチベーションを『闇の歯車』に持っていけるか自問自答がありました。でも監督の勢いと作品に対する愛情の深さにこれは全身全霊でやりたいという気持ちになったんです」と当時の心境を明かす。

そして派手なアクションやコメディ色が強くなってきたという昨今の時代劇の潮流に言及しながら「こういうサスペンスで、どこかアウトローの世界を描く時代劇が少なくなってきた気がします。今後日本で俳優として携わるとき、日本人として誇りを持って時代劇をできる俳優になっていきたいと強く感じました。英語を勉強してハリウッドを目指す考えはありません(笑)。もっと時代劇を磨いて、皆さんと楽しめるエンタテインメントにしていきたい」と力説し、イベントを締めくくった。

「闇の歯車」は全国5大都市を中心に期間限定で劇場公開。時代劇専門チャンネルにて、2月9日20時から放送される。

闇の歯車

時代劇専門チャンネル 2019年2月9日(土)20:00~

(c)2019「闇の歯車」製作委員会