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鈴木アツト作・演出『みえないくに』開幕 舞台写真&コメント到着

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「日本の演劇人を育てるプロジェクト」文化庁 海外研修の成果公演『みえないくに』

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「日本の演劇人を育てるプロジェクト」文化庁 海外研修の成果公演『みえないくに』が、2024年1月18日(木) に東京・東京芸術劇場シアターイーストで初日を迎えた。

本公演は、文化庁新進芸術家海外研修制度において、イギリスで研修、研鑽を積んだ劇団印象の鈴木アツトが、成果を発表すべく書き下ろした戯曲。壮一帆、岡千絵、土居裕子のベテラン俳優陣が、架空の国「グラゴニア」の言葉を巡って翻弄される女性たちを演じる。

公演は1月21日(日) まで。

■鈴木アツト コメント
私は、これまで物語の舞台を外国にした作品をたくさん書いてきた。インド、タイ、ドイツ、フランス、イギリス、チェコ、ロシア等々。当然、資料を読まなければ書けないし、その国に住む人の生活を肌感覚で知るためには、現地の人が書いた文章を読むのが、一番いい。想像力と創作意欲が刺激される。つまり、それらの「良い翻訳」があるかどうかは、私の劇作の仕事にとっては死活問題なのである。

ただ、その「良い翻訳」の充実度は、国によって濃淡があるというのも事実だ。インドが舞台の戯曲を書いた時は、その題材の日本語の資料がほとんどなく、とても苦労した。反対にイギリスが舞台の戯曲を書いた時は、資料がありすぎて読み切れないほどだった。こうしたことを繰り返す中で、「翻訳者」の存在を大事に思うようになってきた。それも、私が興味を持つようなある種マイナーな題材の、英語圏以外の情報を翻訳してくれている翻訳者の存在を。

実は、私自身も恥ずかしながら、イタリア語の翻訳者を目指していた時期があった。全然物にならなかったのだけれど。あのイタリア語を必死に独学で勉強していた時の想いも、この『みえないくに』に詰め込んでいる。

<公演情報>
「日本の演劇人を育てるプロジェクト」文化庁 海外研修の成果公演『みえないくに』

作・演出:鈴木アツト

【出演】
壮一帆、岡千絵、井上一馬(イッツフォーリーズ)、玉置祐也(演劇集団円)
田中愛実(イッツフォーリーズ)、大川永(イッツフォーリーズ)、森山真衣(イッツフォーリーズ)/土居裕子

2024年1月18日(木) 〜21日(日) 東京芸術劇場シアターイースト

チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2448407

詳細はこちら:
http://www.gekidankyo.or.jp/performance/2023/2023_008.html

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