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「ROMA」アルフォンソ・キュアロン、アカデミー賞10部門候補入りを喜ぶ

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「ROMA / ローマ」

第91回アカデミー賞の10部門にノミネートされているNetflixオリジナル作品「ROMA / ローマ」。このたび、本作の監督を務めたアルフォンソ・キュアロンからコメントが到着した。

本作は、作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、撮影賞、脚本賞、外国語映画賞、美術賞、録音賞、音響編集賞の受賞候補に。スペイン語の映画が作品賞にノミネートされるのはこれが初めてで、受賞した際は外国語の映画では史上初の作品賞獲得となる。

キュアロンは「今回のノミネーションは映画業界を前に推し進め、湧き出てくる新たな意見や価値観を反映した作品創りの力となるでしょう」「この素晴らしいニュースをキャスト、制作スタッフ、そして何よりも大切な家族とメキシコの人々とともに分かち合いたいと思います」とノミネートを喜ぶ。Netflixのコンテンツ最高責任者であるテッド・サランドスは「限界に挑み、私たちに刺激を与えてくれるような作品を創り続けノミネートされた皆さんをたたえたいと思います」とコメントした。

なお第91回アカデミー賞には、ほかのNetflixオリジナル作品もノミネートされた。ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン兄弟の西部劇アンソロジー「バスターのバラード」が脚色賞と衣装デザイン賞、歌曲賞に候補入り。そして末期患者に寄り添う医療従事者を捉えた「エンド・ゲーム:最期のあり方」と、月経への偏見と戦う女性たちの姿を切り取った「Period. End of Sentence.(原題)」が短編ドキュメンタリー賞にノミネートを果たした。

「ROMA / ローマ」「バスターのバラード」「エンド・ゲーム:最期のあり方」はNetflixで独占配信中。

アルフォンソ・キュアロン コメント

アカデミー会員の皆様に、さまざまな部門で「ROMA / ローマ」を評価していただいたことを感謝いたします。私たちは人間として同じ経験を共有しています。だからこそ、メキシコでの人生を描いたモノクロ作品が世界中で称賛されていることを大変うれしく思います。私たちは、多様性が受け入れられる“映画”という世界の中で、素晴らしい瞬間を生きています。
今回のノミネーションは映画業界を前に推し進め、湧き出てくる新たな意見や価値観を反映した作品作りの力となるでしょう。これまでスポットライトが当たらなかった、家政婦や先住民族の女性のような普通の人を主人公にして、私たちの日常に潜む小さな物語の積み重ねを描いた作品が評価される時代になったという、大きな意味を持っています。
この素晴らしいニュースをキャスト、制作スタッフ、そして何よりも大切な家族とメキシコの人々とともに分かち合いたいと思います。

テッド・サランドス コメント

まずは、創造の飛躍に挑戦したすべてのクリエイターを評価してくださったアカデミー会員に感謝いたします。また作品賞をはじめ、私たちにとってたくさんの“初”ノミネーションをいただいたことを大変光栄に思います。
そして限界に挑み、私たちに刺激を与えてくれるような作品を作り続けノミネートされた皆さんをたたえたいと思います。